出版社内容情報
いかに私たち自身が社会をつくっていくのか。住民の意識のあり方、文化のつくり方、メディアの功罪、国家と国民、フクシマ人としてどう生きるかなど、日本社会の問題点を市民の視線から徹底して分析・提起する。「東京をどうするか、二つの道」「三たび「八ッ場」について」「税金の使い方の下手な国」「食の安全ということば」はじめ日経・朝日・読売三社のニュースサイト「あらたにす」の連載(2008-2011)を中心に「3・11」後の考察も加えた46編。
内容説明
都市型洪水をどう防ぐか、食の自衛策、八ッ場ダムについて、税金の使い方、自分自身で景観を守ること、派遣社員問題、メディアの功罪、普天間基地と宜野湾市長選、東京スカイツリーへの異議、「福島人」として生きられるか…日経・朝日・読売三社のニュースサイト「あらたにす」の連載を軸に、2008年から現在まで、日本社会に具体的な提言と活動をつづける著者が問う硬質エッセイ。
目次
2008(都市型洪水を防ぐには;赤塚不二夫氏に哀悼を捧げる漫画私史 ほか)
2009(派遣社員でなく職人になりませんか;「かんぽの宿」は地元に譲ろう ほか)
2010(『青鞜』創刊の地のマンション騒動;NHKの“番審”で考えたこと ほか)
2011(引っ越しのあたたかさ;耳をすます ほか)
2012(もういちど、ここで;町の真ん中に大きな基地がある―普天間基地と宜野湾市長選 ほか)
著者等紹介
森まゆみ[モリマユミ]
1954年、東京都文京区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を1984年に仲間とともに創刊。2009年の終刊まで編集人を務める。作家・編集者。著書に、『鴎外の坂』(新潮社1997、芸術選奨文部大臣新人賞、新潮文庫2000)、『「即興詩人のイタリア」』(講談社2003、JTB紀行文学大賞、ちくま文庫2011)、など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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