出版社内容情報
PTSDや社交恐怖症などの治療経験を多くもつ著者が、長年の面談で出会ってきた迷いや発見をもとに著した正直で新鮮なアドバイス集
内容説明
「面接者は常に直観とは反対を考えよ」他、心理面接者が繰り返し出会う迷いや疑問に“もう一つの考え方”をさしのべる新鮮な視点。経験知が語るユニークな心得集。
目次
「自分が目の前の来談者の立場なら何を望むか」から出発する
治療原則とは結局は倫理原則である
来る人は拒まず、去る人は追わず
来談者の人生を変えようなどとは考えない
面接者は来談者によって自分が変わる用意がなくてはならない
来談者の問題解決のニーズを探る
心理療法には精神分析も認知療法も同時に起きている
面接者は防衛的になる分だけ力を奪われる
心に常に天秤を思い描くべし(マインドフルネス)
治療の最終目標の一つは、来談者が「自分はこれでいいのだ」と思えることである〔ほか〕
著者等紹介
岡野憲一郎[オカノケンイチロウ]
1956年千葉県生まれ。精神科医/精神分析家。東京大学医学部卒。医学博士。1982年に精神科医となり、1987年から2004年まで米国で臨床活動、および精神分析家としてのトレーニングを経験。帰国後は聖路加国際病院、山王病院、三田病院で精神科医として勤務。国際医療福祉大学の心理学専攻の立ち上げにかかわり、現教授。精神科薬物療法や精神療法一般を専門にし、特にPTSDや解離性障害、人格障害、社交恐怖症などの治療経験を多く持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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