出版社内容情報
クラシック音楽は私にとって何であるか。個人史を軸に、ザルツブルク訪問、シューベルト、尹伊桑など、在日作家が紡ぐ音楽エッセイ。
内容説明
幼時から少青年時代のクラシック音楽との出会い、母や家族や友人のこと、さらにパートナーとともに出向いた数々のコンサート、ザルツブルク音楽祭、マーラーやシューベルト、そして尹伊桑について…時代と土地と文献を縦横にわたりながら、音楽という鏡に映して自分自身を省みた、徐京植の最新エッセイ集。
目次
音楽は危険だ
性の目覚め、音楽の目覚め
年上の女
幼い頃
初恋
あるチェリストの思い出
レクイエム
音の世界、色を楽しむところ
西ベルリン
「向こう側」に流れる音響―二〇一〇年ザルツブルク音楽祭〔ほか〕
著者等紹介
徐京植[ソキョンシク]
1951年京都市に生まれる。早稲田大学第一文学部(フランス文学専攻)卒業。現在、東京経済大学現代法学部教員。韓国でも著作多数が刊行されている。著者は韓国・全南大学が授与する2012年度第6回「後廣(フグァン)金大中学術賞」を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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