ルネサンスの秋―1550‐1640

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  • サイズ A5判/ページ数 330,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622076872
  • NDC分類 230.51
  • Cコード C1022

出版社内容情報

西欧ルネサンスの最盛期は衰退期でもあった。国家・宗教・学問・言語・「自己」概念はじめ各分野を横断して成ったホイジンガを継ぐ書

内容説明

西欧ルネサンスの最盛期は、衰退期でもあった。上昇運動と下降運動の同時性を、同時代人はどのように生き、何を欲したのか。新たな仮説から従来にないルネサンス像を現前させた、研究の成果。

目次

ヨーロッパの文化的共同体
「自己」の解放
「知識」の解放
「時間」の解放
「空間」の解放
「政治」の解放
「宗教」の解放
「時代」の悪化
ルネサンス期の「演劇」と「私」の危機
文化的秩序に向かって
再編された「自己」
確実さの探求―懐疑論から客観知へ
歴史意識の衰退
社会的・統治的秩序
宗教的秩序
芸術的秩序

著者等紹介

バウズマ,ウィリアム・J.[バウズマ,ウィリアムJ.][Bouwsma,William J.]
1923‐2004。ミシガン州リンカンで育ったオランダ系アメリカ人。ハーヴァード大学卒業後、3年間、空軍に在籍し、母校に戻って1950年Ph.D.を取得。イリノイ大学などで教えたのち、カリフォルニア大学バークレイ校で歴史学を教授。その後、サザー記念歴史学名誉教授。1978年、アメリカ歴史学会長

澤井繁男[サワイシゲオ]
1954年札幌市生まれ。東京外国語大学卒業。京都大学大学院博士課程満期退学。現在、関西大学文学部教授。イタリア・ルネサンス文学・文化専攻。東京外国語大学論文博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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