出版社内容情報
日本の乳幼児精神医学を牽引してきた著者による本邦初の入門書。診断・治療の基礎知識から全体像を、豊富な臨床例をまじえて見渡す。
内容説明
乳幼児のこころはどのような体験をし、母親や現実世界といかにして関係を築いていくのか。わが国の児童精神医学を牽引してきた精神科医による最良の入門書。本書はフロイト、マーラー、ボウルビィらの発達心理学における貢献から、彼らの発達理論から乳幼児の診断と治療、母子関係論など、緻密な文献研究を礎にした乳幼児精神医学の最新知見を凝集。さらに虐待事例など著者自身による臨床例を加え、今日の乳幼児精神医学の役割と可能性、そして学問の全体像を多面的に見渡す。
目次
第1章 乳幼児精神医学の歴史と現状
第2章 乳幼児期のいくつかの発達理論
第3章 乳幼児の発達と母子関係
第4章 精神発達と環境
第5章 乳幼児の診断
第6章 乳幼児の治療
第7章 母子支援
第8章 虐待について
第9章 「親と子どもの心療科」にいたるまで―乳幼児期からの家族支援の実際
著者等紹介
本城秀次[ホンジョウシュウジ]
1949年京都市生まれ。1975年名古屋大学医学部卒業。名古屋大学医学部精神医学教室助手、名古屋大学教育学部助教授を経て、名古屋大学発達心理精神科学教育研究センター児童精神医学分野教授。医学博士。日本児童青年精神医学会常務理事、日本乳幼児医学・心理学会理事長。愛知児童青年精神医学会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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