スペイン内戦―1936‐1939〈下〉

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スペイン内戦―1936‐1939〈下〉

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  • サイズ A5判/ページ数 p263/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622075882
  • NDC分類 236.07
  • Cコード C1022

出版社内容情報

20世紀の戦争のなかで、いまだに熱く語られるこの内戦。ソ連や欧州列強を巻きこむ代理戦争となり、ピカソ「ゲルニカ」、ヘミングウェーの救援活動、詩人ロルカの暗殺などから伝説も生まれた。しかし冷戦後、スペインや旧ソ連の文書が大量に公開され、根本的な書き換えが必要になった。その期待にずばり応えたのがこの歴史書=ノンフィクション。これを越える本はしばらく出ないといわれる。スペインでも高く評価され、ベストセラー。全2巻

内容説明

はじめて描かれる公平な全体像。ソ連崩壊で利用可能になった膨大な新史料を渉猟、内戦史の重要な空白を埋める。

目次

第5部 内部の緊張(権力闘争;内戦のなかの内戦;ブルネテの戦闘 ほか)第6部 破局への道(テルエルの戦闘とフランコの「勝利の剣」;和平の希望、潰える;起て、スペイン! ほか)
第7部 敗者は無残なるかな!(新スペインとフランコの強制収容所;亡命者と第二次世界大戦;終わりなき戦争 ほか)

著者等紹介

ビーヴァー,アントニー[ビーヴァー,アントニー][Beevor,Antony]
1946年ロンドン生まれ。作家、歴史家。ウィンチェスター校で学び、サンドハースト陸軍士官学校を卒業。1963年から5年間の軍務を経て、執筆活動に入る。現在、ロンドン大学バークベック・コレッジ招聘教授。著書Crete:The Battle and the Resistance(1991)、『スターリングラード:運命の攻囲戦1942‐1943』(1998、サミュエル・ジョンソン賞、邦訳朝日新聞社2002)他

根岸隆夫[ネギシタカオ]
フランス政府給付留学生としてパリの国立政治学院で欧州政治史を学ぶ。専門、欧州全体主義(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MUNEKAZ

10
フランコによって統一されていく国民派に対し、諸派の共産党に対する反発から空中分解していく共和国派。右派と左派の内戦の中に、左派同士の内戦が包摂される複雑な(そして救いのない)状況が印象的。また国際社会に訴えるため、華々しい勝利を求めて無謀な攻勢を繰り返す共和国の姿も痛々しい。ヘミングウェイをはじめ多くの人々のロマンを誘った共和国が、その宣伝効果のために自滅に追い込まれるのは皮肉である。他にも英仏のヒトラーへの宥和政策が、内戦に与えた影響も興味深いところ。局地戦ではなく、一連の欧州危機の中で捉えられる。2020/11/22

ぷるぷる

4
下巻は共和国の権力闘争状況の説明から。内戦の中の内戦と書かれている通り。共和国派、無政府主義者、共産主義者、国際旅団にソビエトが出てきて英仏は不干渉という混沌ぷりに嘆息。共闘と言う言葉がいかに当てにならないか再認識させられました。動機がイデオロギーである集団のまとまりよりも独裁体制の方が勝ってしまうのかと憂いました。共産主義者のプロパガンバ優先で撤退しない姿勢やゲーリングが共和国派にもフランコにも武器を売ってたことに驚きます。来る大戦に向けた武器や戦術の行うプロトタイプとして恐ろしくも興味深いことばかり。2021/04/27

takao

2
ふむ2022/09/17

にしの

2
著者はスペイン内戦に参加したアナキストに心を寄せているように感じます。彼らが目指した抑圧を脱した人間による共生社会がバルセロナで瞬間的に花咲く描写は、兄弟殺しの内戦の記述の中で希望に映ります。カミュなどのアナキスト作家が小説に描いた連帯もこの経験にあるように思います。ところが彼らの敵は反乱軍のファシストだけでありませんでした。共和国内部では自由主義者とコミュニストが同盟し、アナキストは「危険分子」と断じられます。彼らが目指した連帯の社会がヘゲモニー闘争の中で破壊されていく様は悲哀を感じずにはいられません。2020/02/10

メルセ・ひすい

2
15-09 軍事クーデターは西班牙のお家芸。労働者が抵抗した。左翼の人民戦線(共和国政府)側はソ連、右翼の国民戦線側は独と伊の武力援助に縋った。英・仏は不干渉政策これは内戦のさなか‘38に開かれたミュンヘン会談と一貫性があり、一体となるものだった。こうして内戦が国際化したので「西班牙戦争」ともよばれることになった。第2次世界大戦の前夜に、軍事クーデタに始まり代理世界戦争に拡大した、20世紀を象徴する戦いを詳しく解説。膨大な記録文書に基づき真実を見極めて描いた、通説をくつがえす新たな通史。2011/04/29

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