出版社内容情報
20世紀の戦争のなかで、いまだに熱く語られるこの内戦。ソ連や欧州列強を巻きこむ代理戦争となり、ピカソ「ゲルニカ」、ヘミングウェーの救援活動、詩人ロルカの暗殺などから伝説も生まれた。しかし冷戦後、スペインや旧ソ連の文書が大量に公開され、根本的な書き換えが必要になった。その期待にずばり応えたのがこの歴史書=ノンフィクション。これを越える本はしばらく出ないといわれる。スペインでも高く評価され、ベストセラー。全2巻
内容説明
通説をくつがえす新たな通史の誕生。第二次世界大戦の前夜に、軍事クーデタに始まり代理世界戦争に拡大した、二十世紀を象徴する戦いを詳述し、スペインで絶賛、欧米でベスト&ロングセラー。
目次
第1部 古いスペインと第二共和国(信心ぶかいカトリック王たち;王のスペイン退去 ほか)
第2部 二つのスペインの戦争(将軍たちの反乱;制圧のための戦い ほか)
第3部 内戦の国際化(武器と外交官;二つの主権国家 ほか)
第4部 代理世界戦争(戦争の変質;ハラマとグアダラハラの戦闘 ほか)
著者等紹介
ビーヴァー,アントニー[ビーヴァー,アントニー][Beevor,Antony]
1946年ロンドン生まれ。作家、歴史家。ウィンチェスター校で学び、サンドハースト陸軍士官学校を卒業。1963年から5年間の軍務を経て、執筆活動に入る。現在、ロンドン大学バークベック・コレッジ招聘教授。著書Crete:The Battle and the Resistance(1991)、『スターリングラード:運命の攻囲戦1942‐1943』(1998、サミュエル・ジョンソン賞、邦訳朝日新聞社2002)他
根岸隆夫[ネギシタカオ]
フランス政府給付留学生としてパリの国立政治学院で欧州政治史を学ぶ。専門、欧州全体主義(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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