内容説明
テンカラ釣りの奥義、未知の渓、懐旧の渓、ブナ森に生きるイワナ、山菜やキノコ、熊、山棲びとやマタギたち―せばた翁の自伝。
目次
1 渓流から源流へ(筑波山を仰ぎ見て;渓の精との出会い;テンカラ事始 ほか)
2 四季の博物誌(蛇のあれこれ;さくら咲く里山;ホタルのひかり ほか)
3 テンカラ釣りの半世紀(悠久の谷、黒部;埋蔵金伝説;サクラマス捕物帖 ほか)
著者等紹介
瀬畑雄三[セバタユウゾウ]
1940年、茨城県下館市に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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渓流
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釣友から紹介され手にしたが、若干期待はずれ。自伝様の本ではあるが、雑誌に書いた小文を編年したもので、渓流源流釣りばかりではなく、身辺雑記も含まれており、拾い読みになった。ただ、渓の流勢に押され、命の危険に晒された部分のエッセイは読み応えあり。齢70歳、まだ源流行を続けているのかしら。裏表紙の顔写真を見る限り好々爺然でとてもゴルジュを泳いで源流を目指しているには思えない、それを実行しいているのであれば、その体験だけの釣行記が読みたい。素人の書き手なのに、寥落だの可惜だの妙に難しい漢字を使っているのがイヤミ。2011/06/05