出版社内容情報
ガウディほかアールヌーヴォーと同時的に起こったカタルーニャ建築運動の全容を近代建築史の1章に組み入れた本邦初の基本文献。
内容説明
バルセロナの「世界遺産」。サグラダ・ファミリアほかバルセロナに高密度に群生する特殊造形作品。ガウディとドゥメナク=イ=ムンタネーを両極にすえ、カタルーニャ建築運動の展開を世界建築史に組み入れた画期的名著。
目次
1 年代と地理の範囲
2 用語としての「モデルニスモ」
3 芸術と産業
4 新様式を求めて
5 ガウディとドゥメナク=イ=ムンタネー
6 表現主義と合理主義
7 ウィーンのこだま
8 記念碑と居住性
9 モデルニスモの盛衰
10 モデルニスモの建築言語
訳者あとがき
著者等紹介
ブイガス,ウリオール[ブイガス,ウリオール][Bohigas,Oriol]
1925年、バルセロナに生まれる。1951年、バルセロナ建築学校卒業後、グルーポR創立メンバーとなり建築家として活動を始める。61年、J・マルトゥレイ、D・マッカイとともに設計事務所MBM設立。バルセロナ建築学校教授、同校校長を歴任後、バルセロナ市の都市計画局長(のち都市事業に関する市長顧問)に就任、「バルセロナ・モデル」として世界的に著名な都市再生プロジェクトを軌道に乗せた
稲川直樹[イナガワナオキ]
1953年生まれ。中部大学工学部建築学科教授。建築史、建築設計。1980年、東京大学工学系大学院修士課程修了後、磯崎新アトリエに勤務。1984‐91年、バルセロナおよびパリ事務所駐在、2002年退職。2005年、東京大学工学系大学院博士課程修了、博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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