内容説明
国政から国際政治、太平洋戦争から現在の戦争までを柔軟な思考で論評。歴史・社会への繊細な感覚と持続的批判精神で2000年代の政治を考察した随筆162篇。
目次
ある歴史家の回想
政治の緊張と弛緩
葫蘆島をご存じですか
首相の発言
あるオランダ文学者の営み
政治の教育力
総選挙雑感
八月十五日のテレビ
映画『日独裁判官物語』
盧溝橋〔ほか〕
著者等紹介
井出孫六[イデマゴロク]
1931年長野県南佐久に生まれる。55年東京大学文学部仏文科を卒業、都内中学、高校で教職につく。58年中央公論社に入社、雑誌編集に携わる。69年に退社。以後著述に専念し、小説・ルポルタージュの分野で活躍。著書は、第72回直木賞を受賞した『アトラス伝説』(冬樹社1974)をはじめ、第13回大佛次郎賞受賞作『終わりなき旅―「中国残留孤児」の歴史と現在』(岩波書店1986、2004)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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