内容説明
著者のハーペイさんはドイツ人のコメディアン。20歳の頃からテレビ界に入り、人気者のエンターテイナーとしてがむしゃらに走りつづけてきた。2001年、37歳の夏、病気などをきっかけに自分の人生を見つめなおそうと、スペインのサンティアゴ巡礼道、またの名は「聖ヤコブの道」800kmを、一人で歩き通そうとくわだてる。本書は40日にわたってこの巡礼道を歩いた旅の日記であり、コメディ小説のようにも愉しめるノンフィクションだ。神を探し、自分を見つめる心の旅路。ときには鄙びた教会で生と死に思いをめぐらし、ときには居酒屋で仲間と朝まで大騒ぎ。サンティアゴ・デ・コンポステラ大聖堂へたどり着くまでに神は見つかるのか。2007年度ITB(国際旅行見本市)ブック・アワード最優秀紀行文学賞を受賞した、超話題作。
目次
2001年6月9日 サン・ジャン・ピエ・ド・ポール
2001年6月10日 ロンセスバリェス
2001年6月11日 スビリ
2001年6月12日 パンプローナ
2001年6月13日 パンプローナ
2001年6月14日 ビアーナ、ログローニョ
2001年6月15日 ナバレテ、ナヘラ
2001年6月17日 サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ
2001年6月18日 サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ
2001年6月21日 カスティルデルガード〔ほか〕
著者等紹介
カーケリング,ハーペイ[カーケリング,ハーペイ][Kerkeling,Hape]
1964年ドイツ西部レクリングハウゼン生まれ。スペイン語、イタリア語、フランス語、英語、オランダ語に堪能。サンティアゴ巡礼では、この語学の才を存分に生かして、世界各国から訪れる巡礼者たちと交流。1984年からTV界に入り「ハニライン」のキャスターで人気者となる。以後「カンガルー」「オールノーマル」「ハーペイが行く」「レッツ・ダンス」などの生番組やバラエティ・ショーで好評を博す。エンターテイナー、司会、コメディアンとして多方面で活躍
猪股和夫[イノマタカズオ]
1954年生まれ。静岡大学(ドイツ文学専攻)卒業後、『小学館独和大辞典』の校正業務に従事。校正スタッフのチーフを務める。現在は、出版社校閲部勤務のかたわら、ドイツ語の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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