内容説明
イタリア文学を支える諸カテゴリーを明るみにし、“言語活動の経験”としての作品へ深く潜り込んでゆく。アガンベンにおける詩的なるものの思考の源泉=詩学。
目次
喜劇
コルン―解剖学から詩学へ
言語の夢
パスコリと声の思考
詩の口述
脱‐我有化されたマニエラ
アンドレア・ザンゾットの「到来する」ロゴス
紋章学と政治学
オルフェウスに寄せる詩のトルソ
パロディ
隠された財宝の祝祭
詩の結句
補遺(バスクの少女の謎;言語狩り;中間休止における間投詞;都市と詩;義人たちは光によって養われない;助修士/共‐詩行のロンダ;パトリック・カヴァッリの反哀歌;悲劇の/との別れ)
著者等紹介
アガンベン,ジョルジョ[アガンベン,ジョルジョ][Agamben,Giorgio]
1942年ローマ生まれ。現在、ヴェネツィア建築大学美学教授
岡田温司[オカダアツシ]
1954年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。現在、京都大学大学院教授。専門は西洋美術史
橋本勝雄[ハシモトカツオ]
1967年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、京都外国語大学外国語学部イタリア語学科准教授。専門はイタリア現代小説研究
多賀健太郎[タガケンタロウ]
1974年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科単位取得退学。専門は哲学・思想史
前木由紀[マエキユキ]
1972年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程単位取得満期退学。専門は西洋美術史・出版文化史。現在、京都外国語大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kthyk
吟遊