内容説明
生物学的治療と心理学的治療の二極分化、そして「折衷主義」の蔓延…。いま精神医学のとりうる最良の道とは何なのか?米国精神医学界の若き知性が贈る、精神医学の到達点と新たな出発点。
目次
第1部 理論編―臨床医は何を考えているのか、そしてそれはなぜか(現状―教条主義、生物・心理・社会モデル、そしてそれに代わるもの;そこには何があるのか―心と脳について;どうやってそれを知るか―心を理解する ほか)
第2部 実践編―臨床医は何をしているのか、そしてそれはなぜか(心の病気の本性について―疾患か神話か?;混乱からの秩序?―精神科疾病分類の進化;DSM‐4の理論―理念型 ほか)
第3部 折衷主義のあとに(生物学と心理学の二極分化の統合―統合主義の希望;多元主義者になるのはどうして難しいのか)
著者等紹介
ガミー,ナシア[ガミー,ナシア][Ghaemi,S.Nassir]
1966~。イラン生まれ。タフツ医療センター精神医学教室教授。医学博士。双極性障害(躁うつ病)、不安障害の臨床研究を専門とするが、哲学、公衆衛生学にも造詣が深い。2001年には哲学の修士号(タフツ大学)を取得
村井俊哉[ムライトシヤ]
1966年大阪府生まれ。京都大学大学院医学研究科修了。医学博士。マックスプランク認知神経科学研究所、京都大学医学部附属病院助手などを経て、京都大学大学院医学研究科精神医学教室教授。専門は臨床精神医学、行動神経学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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shiorist
ポカホンタス
あくびこきぞう
kierke🎂26