内容説明
中国派、嫉妬、性行為と言語、ユダヤ人、頭の良さ、人間と動物、民主主義。書きたくても書けなかった七冊の書物。半世紀にわたる批評活動の精髄にして総決算。
目次
中国趣味について
妬みについて
エロスの舌語
ユダヤ人について
学校教育を考える
人間と動物について
論点回避
著者等紹介
スタイナー，ジョージ［スタイナー，ジョージ］［Ｓｔｅｉｎｅｒ，Ｇｅｏｒｇｅ］
１９２９年パリに生まれる。１９４０年、ゲシュタポの追及を逃れてニューヨークへ脱出。シカゴ大学で学士号、ハーヴァード大学で修士号、オクスフォード大学で博士号を取得した。『エコノミスト』誌編集員、プリンストン高等学術研究所研究員、ジュネーヴ大学教授などを務めた。現在は、オクスフォード大学客員教授、ケンブリッジ大学チャーチル・カレッジ特別研究員。英語、ドイツ語、フランス語を話す環境に育ち、イタリア語、古典語にも通じるポリグロットにしてポリマス
伊藤誓［イトウチカイ］
１９５１年生まれ。東京教育大学大学院修士課程修了。首都大学東京大学院人文科学研究科教授。イギリス小説専攻
磯山甚一［イソヤマジンイチ］
１９５１年生まれ。東京教育大学大学院修士課程修了。文教大学文学部教授。エリザベス朝演劇専攻
大島由紀夫［オオシマユキオ］
１９５１年生まれ。東京教育大学大学院修士課程修了。東京海洋大学海洋工学部教授。モダニズム文学専攻（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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rabbitrun
7
書名と著者覚書がいい。肝心の本文は著者のあまりの博覧強記ぶりに歯が立たない。読みながらふとボルヘスの小説を連想した。これだけの文章を物しておきながら、本が書けなかったと言われたら著者と同じレベルにいない者は途方に暮れるしかない。2014/10/10
EnJoeToh
2
三章が特にすごい。2012/02/21
