内容説明
西欧中世美術の碩学が、還暦にして導かれるように踏んだインドの大地。以来、四半世紀にわたって毎年のようにインド各地を訪れ、そこで出会った作品を収集してきた。人間と信仰、文明と自然に思いを込めて綴られた書き下ろし。写真多数。
目次
1 大地に描く女たち
2 カンタ―白の芸術
3 壁に描く女たち―マドゥバニ絵画
4 プルカリ―光の花園
5 グジャラットの刺繍
6 パチェディ―布の中の布
7 自然界の生活を描く―ワールリ族の絵
著者等紹介
柳宗玄[ヤナギムネモト]
1917年東京に生まれる。美術史家。お茶の水女子大学名誉教授。東京帝国大学法学部および文学部卒業。1952年より三年間、フランス、ベルギーに留学、美術史を学ぶとともに自ら絵筆も執る。帰国後、東京芸術大学助教授を経てお茶の水女子大学教授。1966年よりトルコのカッパドキアへ古代オリエント美術調査団の一員として参加。1972年、『ロマネスク美術』の編集で毎日出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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