出版社内容情報
1993年に著者はベケットの劇『ゴドー……』を演出すべく戦下のサラエボへと旅立った。この時の苦難と怒りと喜びにみちた経験の記録を中心に、ダンスや写真の最前線、メイプルソープやブロツキーの肖像など、書斎のなかに留まらなかった評論家の熱い軌跡を集成する。『書くこと、ロラン・バルトについて』につづく刺戟的なエッセイ集。
内容説明
スーザン・ソンタグのような批評家がまたいつか登場することがあるのだろうか。メイプルソープからブロツキーまで、まぶしいばかりの批評的エッセイを集成。
目次
見ること(続き)(『自然の光』のための用語集;彼らの感情の思い出に;ダンサーとダンス;リンカーン・カーステイン ほか)
そことここ(ハリバートンへのオマージュ;ひとりでいること;読むこと、書くこと;三〇年後に… ほか)
著者等紹介
ソンタグ,スーザン[ソンタグ,スーザン][Sontag,Susan]
1933‐2004。アメリカの作家・批評家。2001年に「イェルサレム賞」を受賞
富山太佳夫[トミヤマタカオ]
1947年鳥取県に生まれる。1970年東京大学英文科卒業。1973年同大学大学院修士課程修了。現在、青山学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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