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自傷からの回復―隠された傷と向き合うとき

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  • サイズ A5判/ページ数 278,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622074625
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3011

内容説明

本書は、自傷から回復した過去をもつ心理学者によって書かれた。自傷から抜け出すにはどうしたらよいのか。そして自傷している人にどのように手をさしのべればよいのか。すべての言葉が、回復とその援助を望む人のために綴られた本である。

目次

第1部 自傷を理解するために大切なこと(自傷とは何か;なぜ「アディクション」なのか;「アディクション」の変遷―物質のアディクションと行動のアディクション;幼少期の体験、もしくは心理的・感情的要因 ほか)
第2部 回復への道(治療の選び方;あなた自身のスピリチュアルな空虚感と向き合うとき;あなた自身やあなたの知人が自傷しているなら;回復のためのワークシート ほか)

著者等紹介

ターナー,V.J.[ターナー,V.J.][Turner,V.J.]
1961‐。臨床心理学者のペンネーム。実名や所属は不詳。博士研究員として有名大学医学部で研究に従事するかたわら、アディクション問題を持つ患者を対象とする臨床活動を行ってきた。彼女自身がかつて自傷行為を繰り返していた当事者であり、自傷行為からの回復のために、アルコール依存症の自助グループであるA.A.(Alcoholics Anonymous)に参加

小国綾子[オグニアヤコ]
ジャーナリスト。1990年京都大学教育学部卒。同年毎日新聞社に入社。2007年退社し渡米。メリーランド州在住

松本俊彦[マツモトトシヒコ]
国立精神・神経センター精神保健研究所自殺予防総合対策センター自殺実態分析室長(薬物依存研究部診断治療開発研究室長併任)。佐賀医科大学医学部卒。神奈川県立精神医療センター、横浜私立大学附属病院精神科などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Y.Yokota

4
臨床心理学者として、そして当事者としての経験をもとに自傷行為についての考えと回復のための手引きを記した本。当事者でなくても、日常少しでも心理的負担を感じている人にとってはためになると思います。まず著者は自傷行為はアディクション=嗜癖であると言います。だからこそ治療者は”反応”するのではなく正しく”対応”することが必要だと。また様々な考えうる原因、トラウマ、行為を引き起こすきっかけ=トリガーなどに触れます。(これは監修者の松本俊彦さんの本にもありました)2021/02/27

KounoNao

2
柱:自傷行動を依存症として捉えることと治療のアプローチ。参考はアルコールとドラッグ依存。1、ドラッグ経験があるのが普通?の文化背景で書かれているので、色々クスリの名前を出されつつの説明は慣れるまで戸惑う。2、「スピリチュアルになることを目指す」ことを柱とした結論を日本にあてはめるのはかなり難しいのでは…たぶん一単語で表現するとしたらこれしかなかったのだと思うけれど、日本では「スピリチュアル」はもう全く別の意味を持っているから(そしてかなり胡散臭いものかも知れないから)。翻訳者も苦労したようですが…。2012/01/29

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