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Doing思想史

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  • サイズ B6判/ページ数 233,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622073925
  • NDC分類 309.021
  • Cコード C1010

出版社内容情報

立教大学で行なわれた4回の集中講義、「Doing思想史」(2004)を核に、世界各地で近年行なった講義・講演から厳選した論集。

内容説明

破天荒な思想家たちがいた日本近世近代。主題は自然、経済倫理、近代化、言葉。今や行き詰まるグローバリズムの先を読むスリリングな冒険。講義と講演11篇。

目次

アジア研究の視座―近代と近代化をめぐって
安藤昌益―忘れられた思想家と近代の苦境
Doing思想史
市民社会と日本の近代―解釈史的概説
丸山眞男の思想―歴史と政治をめぐって
翻訳と思想史―萩生徂徠と緒方洪庵
近代日本の「伝統的」講―コスモポリタニズムと自国主義を越えて
自然は人権の源である、しかし自然は権利をもたない

著者等紹介

ナジタ,テツオ[ナジタ,テツオ][Najita,Tetsuo]
1936年、ハワイ生まれ。1965年、ハーヴァード大学で博士号取得。カールトン・カレッジ、ウィスコンシン州立大学を経て、1969年以降シカゴ大学で教鞭をとる。現在、シカゴ大学ロバート・S・インガソル記念殊勲名誉教授(歴史学・東アジア言語文化研究)。専攻は近代日本政治史・政治思想史。1989年に大阪府より山片蟠桃賞を受賞

平野克弥[ヒラノカツヤ]
1967年生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。シカゴ大学で博士号取得。ディポール大学助教授を経て、現在、コーネル大学歴史学部助教授。専攻は近世近代日本の文化史、思想史、社会理論・歴史理論

三橋修[ミハシオサム]
和光大学名誉教授

笠井昭文[カサイアキフミ]
立教大学兼任講師

沢田博[サワダヒロシ]
『ニューズウィーク日本版』編集顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

32
わくわくしてくる。コスモポリタニズムと自国主義の二極化から抜け出るためのヒントとして、今読まれるべき本。『懐徳堂』と『相互扶助の経済』の間の講演やエッセイを集めたもの。ぐんと読みやすい。◇懐徳堂、昌益、そして尊徳といった近世日本の思想に、二元論を排した自然の探求、その知を求める者同士の平等な横のつながりを読む。歴史は今を生きる者が現在進行形で行うもの、というテーゼを肌で感じることができる。◇ハワイ移民の子弟であるナジタが自らのルーツを辿り歴史の偶然性を見出す旅も収められるが、それがまた絶妙にはまっている。2017/01/09

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