丸山眞男話文集〈4〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 451,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622073840
  • NDC分類 304
  • Cコード C1331

内容説明

第4巻には、日本学士院論文報告「福沢諭吉の“脱亜論”とその周辺」「福沢における“惑溺”という言葉」や、中国人留学生の質問に答えた「儒学・近代化・民主主義」「天安門事件の後に」、師の著作集の「解説」を書くために、ヒヤリングを行った「聞き書 南原繁『政治理論史』」、二本のスピーチ「私にとっての安藤仁兵衛君」、追悼文4本など、全13編を収録する。全4巻完結。

目次

福沢諭吉の「脱亜論」とその周辺―日本学士院論文報告(一九八〇年九月)
福沢における「惑溺」という言葉―日本学士院論文報告(一九八四年四月)
戦争観の変化と東アジアの近代化―伊豆山でのもうひとつの対話(一九八八年六月)
「権力の偏重」をめぐって(一九八八年八月)
儒学・近代化・民主主義―中国人留学生の質問に答える第一回(一九八八年一〇月)
天安門事件の後に―中学人留学生の質問に答える第二回(一九八九年六月)
秋陽会記―主権国家・世界秩序・二一世紀の人権問題(一九九一年一一月)
聞き書南原繁『政治理論史』―『南原繁著作集』第四巻「解説」のために(一九七三年四月)
私にとっての安藤仁兵衛君(一九七七年四月/一九七八年一二月)
旧制最後の学生―追悼・中瀬信治(一九七九年六月)
木村先生の思い出(一九八〇年四月)
弔文―追悼・副島種典(一九九一年五月)
弔文―追悼・寺田熊雄(一九九七年四月)

著者等紹介

丸山眞男[マルヤママサオ]
1914年大阪に生まれる。1937年東京大学法学部卒業。1940年助教授、1950年教授。1961‐62年ハーバード大学特別客員教授。1962‐63年オックスフォード・セント・アントニーズ・カレッジ客員教授。1971年退官。1975‐76年プリンストン高等学術研究所員。1996年8月15日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ikkoku-Kan Is Forever..!!

1
主に丸山眞男がアジアについて語ったもの。とりわけ福沢諭吉への言及が多い。その他、近代化論について、箱根会議の話やヘーゲルの中国停滞論を『日本政治思想史研究』冒頭で引いたわけなど興味深い話が・・・。2013/06/19

人民の指導者

0
晩年、日本思想史に沈潜していたころのもの。「脱亜論」における福澤をある程度擁護しているあたり、やはり小熊英二的に言うところの「愛国」的な「民主」派としての立場は死ぬまで守り続けてたんだなぁ、という感じ。他にも、中国人留学生に向けた講演とかが結構面白い。2011/05/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1185993
  • ご注意事項

最近チェックした商品