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出版社内容情報
ブラジルでしか出版されていない写真集『サンパウロへのサウダージ』を前半に、今福龍太がレヴィ=ストロースの写真を論ずる。
内容説明
レヴィ=ストロースが撮影したブラジル新興都市の街路に立ちこめる喪失と憧憬の感情。このサウダージの感触に導かれて、写真の謎を巡る思索は、人類学者の営みの根源へと至る輝かしき旅となる。
目次
Claude L´evi=Strauss(クロード・レヴィ=ストロース)(サンパウロへのサウダージ;写真解説(リカルド・メンデス)
ブラジルから遠く離れて―ヴェロニク・モルテーニュとの対話)
Ryuta Imafuku(今福龍太)(時の地峡をわたって)
著者等紹介
レヴィ=ストロース,クロード[レヴィストロース,クロード][L´evi‐Strauss,Claude]
文化人類学者。1908年ベルギーに生まれ、フランスに育つ。1935年社会学教授として新設のサンパウロ大学に赴任。休暇中にカデュヴェオ族、ボロロ族の村を訪問。1936年最初の人類学の論文「ボロロ族の社会組織研究のための寄与」を発表。1941年戦火を逃れニューヨークへ渡り、ニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチで研究に従事。最初のブラジル行きから20年後の1955年、『悲しき熱帯』(中央公論社1977)を刊行。1959年コレージュ・ド・フランスの正教授となり、社会人類学の講座を創設。1982年退官
今福龍太[イマフクリュウタ]
文化人類学者、批評家。1955年東京に生まれ、湘南で育つ。1982年よりメキシコ・キューバ・ブラジルにて調査に従事。テキサス大学大学院博士課程を経て中部大学・札幌大学などで教鞭をとり、2005年から東京外国語大学大学院教授。その間、メキシコ国立自治大学、カリフォルニア大学サンタクルーズ校、サンパウロ大学で客員教授を歴任。現在サンパウロ・カトリック大学コミュニケーション・記号学科大学院客員教授として映像論/偶景論のセミナーを随時担当。同時に、キャンパスの外に新たな遊動的な学びの場の創造を求め、2002年より巡礼型の野外学舎である奄美自由大学を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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