出版社内容情報
米政府高官からイラク市民までへの緻密な取材とバランス感覚に溢れた分析で、イラク戦争への従来の考えを大きく揺さぶる。
内容説明
この戦争の真の問題を理解するために。
目次
終わりなき闘い
妄想
亡命者
特別計画
壊れた心
宮殿
大尉
占領下のイラク人
暴動
内戦
戦没将兵追悼記念日
普通の市民
著者等紹介
パッカー,ジョージ[パッカー,ジョージ][Packer,George]
1960年生まれ。アメリカのジャーナリスト・小説家。アメリカの雑誌『ニューヨーカー』のスタッフライター。下院議員だった祖父とスタンフォード大教授の両親という自らのリベラルとしての系譜を背景にした2001年の著作Blood of Liberalsで注目を集める。同年の著作に、1983年から一年間The Peace Corpsの一員としてアフリカで働いた日々の回想The Village of Waitingがある。イラクからの報道でアメリカ海外記者クラブ賞受賞
豊田英子[トヨダエイコ]
1952年生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒。主に報道翻訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あんころもち
8
積み上げられた事実ほど読者に迫るものはない。戦争というテーマは世論を極端に分裂させ、論争も党派的になりがちである。しかし、何よりこの本には目の前の人々の姿を捉えようとする姿勢に貫かれている。そして、綿密な取材と圧倒的なボリュームで以って、戦争の多面的な姿を伝える。当初イラク戦争を正義の戦争として支持していた著者は、次第に戦争の実態に絶望していく。最終的には(当然)ブッシュ政権、あるいは当時の政治状況を批判することになるのだが、その重みが類書とは全く異なる。 2015/10/17
sasha
1
「戦争ありき」の大前提が多くの誤りの根源だ。サダム・フセインを倒す為だけの巨大テロじゃないのか。2010/07/05
あかり
0
アメリカから遠く離れた、どこかの国での様子から始まったのだったか?小説のような書き出しだったと思う。記憶が薄れている。奥さん(対面朗読の相手の方)は すぐに興味を失われた。2008/02/06
メルセ・ひすい
0
9-61 赤70 ★ジャーナリズムが生きているとすれば・・戦争の本質? を問えるはず。 著者は・戦争準備・開戦・占領行政等にまつわるエピソードの数々を拾い上げ活写する。米国はドクメ(読書メーター)・会員諸君の思惑通りネオコン・ロビーイストの圧力に土下座し、超未熟戦争計画・極貧投入兵力・泥縄占領行政・今となっては既知・既知である。・・CPA内部の大混乱の「内臓・ハラワタ」をカラー写真化してくれるマジック・グーグル・ザーマス。共和党ネオコン=民主党リベラル。要は政策責任者論 旦那は他に無2008/03/29
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