日本の名詩、英語でおどる

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日本の名詩、英語でおどる

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  • サイズ A5判/ページ数 150p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622073109
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ミシガン生まれの日本語作家。朔太郎、中也、犀星から、小熊秀雄や黒田三郎までの近現代詩の名作の原作と英訳を対訳スタイルで。

「ふらんすへ行きたしと思へども/ふらんすはあまりに遠し」と、萩原朔太郎は歌った。遠いからこそ魅力的に映ることがあり、好奇心に駆られて近づきたくなる。ぼくにとっては、翻訳作業が究極の接近で、日本語の詩と向き合って呼吸を合わせ、ふたりで英語の大ホールへと踊り出す。最初のぎこちなさを乗り越え、ステップの練習を重ねるうちに、詩はだんだんとパートナーのぼくを離れ、やがて自分ならではのダンスを繰り広げる。……この本に登場を願った26人の作品は、どれも現代と直結している。様子もやり方も違う世界の産物に感じられても、耳を澄ませば今の暮らしに迫って、語りかけてくる。ぼくが添えた英訳とエッセイが、原作の新しさに気づくきっかけとなれば幸いだ。(「まえがきにかえて」より)

内容説明

そろそろ日本のポエトリーにほれなおしてみませんか?アーサー・ビナードといっしょに日本語と英語で詩を満喫。

目次

萩原朔太郎
山村暮鳥
山之口貘
茨木のり子
石原吉郎
中原中也
高田敏子
小熊秀雄
菅原克己
竹内浩三〔ほか〕

著者等紹介

ビナード,アーサー[ビナード,アーサー][Binard,Arthur]
1967年、米国ミシガン州生まれ。ニューヨーク州のコルゲート大学で英米文学を学び、卒業と同時に来日、日本語での詩作を始める。2001年に詩集『釣り上げては』(思潮社)で中原中也賞、2005年に『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞、2007年には『ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞を受賞。青森放送と文化放送でラジオパーソナリティーもつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ルピナスさん

42
英訳と比較しながら、親しんできた日本の名詩を新しい理解で倍楽しむと同時に、倍の悲しみも感じた。英訳された詩を通じて、嘗て日本で作者らが反戦への願いや人間のエゴ故のやり切れなさを、言葉を選び、その当時でギリギリの表現で詩や短歌に込め伝えようとした想いが、時代を超え、言葉の壁を超え、多くの人に読んで欲しい詩に変わった。与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」。”I cry for you / don’t you dare lay down your life…” この詩をこんなに現実的に意識する日が来るなんて!2022/03/04

壱萬参仟縁

21
山村暮鳥 「雲」 おうい雲よ ゆうゆうと 馬鹿にのんきさうぢやないか どこまでゆくんだ ずつと磐城平(いはきたいら) までゆくんか Cloud Hey Cloud! You're looking awfully leisurely up there, laid-back. How far are you headed? Cruising all the way to the Iwaki Plain? (14-15頁)  2014/06/11

Ecriture

7
これは素晴らしい本だなぁ。ミシガンに生まれたビナード氏は平成2年に来日してからというもの日本文学を読み漁り、現在は日本語で詩を書き、日本文学の英語への翻訳などを手掛けている。この本は左側に日本語の詩、右側にビナード氏による英訳が載っていて、一つの作品を二つの言語で楽しむことができる。また、短いながらも詩の評論や翻訳作業のこぼれ話もついており、まど・みちおの「やぎさんゆうびん」がベケットの『ゴドーをまちながら』を10行で書いた作品であるという評は痛快であった。それにしても、ビナード氏の日本語の美しいことよ。2009/12/13

かつみす

6
ひと昔前の日本の詩というのは、言葉遣いも時代背景も相当に違っているから、その意味では〈外国〉の詩であるも同然。だから英訳したものと付き合わせて読むと、言わんとすることが確かにより良く分かる。26人の詩人の作品を紹介。「君死にたまふことなかれ」は初めて最後まで読んだし、鶴彬の川柳、柳原白蓮の短歌、大塚楠緒子の「お百度詣」など、戦争の暗い時代を背景に反戦の姿勢をずばり打ち出したものが多い。アメリカ人の詩人が今によみがえらせる日本の詩たち。こころざしの高い仕事だし、書影や肖像を多く配した本としてのつくりも良い。2018/02/15

しゅー

5
★★★『日本語ぽこりぽこり』が面白かったので他の著作がないか図書館でさがしてみた。「こう訳すのか」という発見もあれば、そもそも元になる日本の詩を知らなくて嬉しい発見もありと楽しめた。2023/03/04

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