出版社内容情報
グラフィック・デザイナー平野甲賀が、60年代後半から今日まで語ってきたデザイン・本・演劇との関わり。祖父江慎らとの対談を収録。
内容説明
装丁稼業40余年。笑い踊る描き文字は本とデザインの自由を歓ぶ。好きな本のことから対談まで、クラフトマンの独りごと、生活と意見がつまった初エッセイ集。
目次
二冊の本
カバーのルーツ
植草さんの錬金術
だれでもできるプリントゴッコ
バナナ植民地
印刷、漫画、クロントイの子どもたち
タイの漫画
出来上がるのが待ち遠しい時
京都日記
フランクフルト・ブックフェア〔ほか〕
著者等紹介
平野甲賀[ヒラノコウガ]
グラフィックデザイナー。装丁家。1938年京城生まれ。武蔵野美術学校視覚デザイン科卒業。高島屋宣伝部を経て、フリーランス。1964年から1991年まで晶文社の本の装丁をひとりで担い、同社のイメージを形成した。木下順二著『本郷』(1983年、講談社)の装丁で第15回講談社出版文化賞・ブックデザイン賞を受賞。独特な描き文字で知られる装丁は6000冊に及ぶ。劇団「黒テント」や「水牛楽団」などの活動にも深く関わり、ビラ、ポスターおよび空間美術を数多く手がける。2005年より神楽坂にある小劇場シアターイワト総合プロデューサー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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