生物がつくる「体外」構造―延長された表現型の生理学

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生物がつくる「体外」構造―延長された表現型の生理学

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  • サイズ A5判/ページ数 333p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622072584
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C1045

内容説明

ミズグモの巣は体外の肺、ケラの巣穴は拡声器、ゴカイの潜穴はクロマトグラフィーの場。本書は生物がつくる体外構造物の例をとりあげ、その見事な構造や生理的性質を仔細に探っていく。物質やエネルギーの流れを見れば、生物の体だけでなく彼らがつくって利用しているモノまでが、私たちの直感をはるかに超えて、デザイン・機能ともに絶妙に最適化されていることがわかるのだ。これらの構造物について知るとき、改めて進化の創造力の偉大さに感嘆せずにはいられない。進化の手が彫刻する、目に見えない意匠が見えてくる本。温度計や気圧計で「測る」ことさえできる、まぎれもなくそこにある「延長された表現型」のあれこれ。生理学ってこんなに面白かったのか。

目次

生物のあいまいな境界
生物の外側の生理作用
生きている構造物
培養液と走性
そして奇跡が起きて…
泥の威力
ミミズが土地を耕すと
クモのアクアラング
小さな昆虫とダニの巧みな操作
コオロギの歌う巣穴
超生物の魂
母なる地球を愛せ

著者等紹介

ターナー,J.スコット[ターナー,J.スコット][Turner,J.Scott]
ニューヨーク州立大学カレッジ・オブ・エンバイロメンタル・サイエンス・アンド・フォレストリー(SUNY‐ESF)準教授。生物の生態と適応の生理学的メカニズムに専門的関心をもつ。たとえば、シロアリ塚のガス交換機能のようなコロニーのつくりだす生理機能、外温性動物の循環器系のつくりだす熱の流れ、卵を孵化させる親鳥と卵の系における熱の流れなどを生理学的次元で研究している

滋賀陽子[シガヨウコ]
東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻修士課程修了。出版社勤務を経て、東京大学大学院理学研究科にて論文博士取得。同大学院総合文化研究科にて研究の後、翻訳に専念

深津武馬[フカツタケマ]
(独)産業技術総合研究所生物機能工学研究部門生物共相互作用研究グループ研究グループ長。東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻教授(客員)。理学博士。専門は進化生物学、昆虫学、微生物学。昆虫類における多様な微生物との共生関係を主要なターゲットに設定し、さらに関連した寄生、生殖操作、形態操作、社会性などの高度な生物間相互作用をともなう生物現象について、進化多様性から生態的相互作用、生理機能から分子機構に至る研究を多角的なアプローチで展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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