日本の200年〈上〉―徳川時代から現代まで

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  • サイズ B6判/ページ数 383,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622072461
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C1021

出版社内容情報

日本の歴史をグローバルな近現代史から捉えた通史。社会・経済史に詳しい著者が、政治、経済、社会、教育を密接に絡めて論ずる。

内容説明

「こういう日本史を待っていた」世界のどの国の人が読んでも“共通に理解できる”新しい近現代日本史が、ここに誕生した。英語版につづいて中国・韓国・スペイン語版も続々刊行。

目次

過去が遺したもの
第1部 徳川体制の危機(徳川政体;社会的・経済的転換;徳川後期の知的状況;討幕)
第2部 近代革命―一八六八‐一九〇五(武士たちの革命;参加と異議申し立て;社会、経済、文化の変容;帝国と国内秩序)
第3部 帝国日本―興隆から崩壊まで(経済と社会;戦間期の民主主義と帝国)

著者等紹介

ゴードン,アンドルー[ゴードン,アンドルー][Gordon,Andrew]
1952年ボストンに生まれる。1984年、ハーヴァード大学で博士号を取得(歴史・東アジア言語専攻)。デューク大学教授を経て、1995年以降ハーヴァード大学歴史学教授。1998‐2004年、同大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所所長。同大学歴史学部長。著書Labor and Imperial Democracy in Prewar Japan(1991)(ジョン・キング・フェアバンク賞受賞)など

森谷文昭[モリヤフミアキ]
1942年生まれ。日本社会研究の国際学術雑誌Social Science Japan Journal(オックスフォード大学出版局刊)の翻訳担当アシスタント・エディター等を経て、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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勝浩1958

5
日本の近現代史をおさらいするには良いんじゃないでしょうか。明治は今からほんの150年前だったのですね。昭和は今から90年前。私は昭和30年代後半から40年代前半に子供時代を過ごしたものだから、どうしても昭和へのノスタルジーが募ります。これからの日本はなにを目指していくのでしょうか。果てしなき経済成長を夢見続けるのでしょうか。2015/04/10

北条ひかり

2
8時間24分(群馬県立点字図書館と音訳者さんに感謝) 外交関係において歴史認識問題が大きく取り上げられているが、日本では自らの歴史の特異性・独自性を強調する見解が多くなっている。では、日本は他国の歴史にも同様の配慮をしているのだろうか。この本はアメリカの大学教授が書いた日本近現代史テキストの邦訳である。自分のことばかりにとらわれて他人の評価を気にするのは、自意識過剰であり、他人のことはおかまいなしと開き直るのは、お子様である。2015/06/24

おさむ

2
山川出版の日本史の教科書のような印象。米国人が書いているので、独特な視点なのかと期待したが、さほど教科書と違いはなかった。明治維新は、当時のエリートだった武士階級による「明治革命」にほかならなかった。当時の欧州の革命とは異なる過程をたどったが、こうした「上からの革命」は、後に他の国々でも起きている。ただ、明治維新はその変革の速度がずば抜けて早かったというのが特筆すべき点。2013/05/28

鹿角

1
外国の方々向けの日本史の本を日本人向けに変えたもの。客観的でよい。2014/05/22

nowhereman134

1
下巻も一緒に買っておけばよかった。◆新版もそのうち読みたい。◆秩禄処分の過程とかすごくわかりやすい。受験生で二次に記述がある人は読んで損はないと思う。◆それにしても、この時期の歴史は今読むと、すごく教訓的。たとえば、北一輝は著書で、「日本は国際的に無産者の地位にある」としていたらしい。これって、いわゆる「ネトウヨ」のメンタリティにピッタリ重なる気がする。2013/09/14

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