内容説明
21歳の若さで決闘にたおれたフランスの天才数学者エヴァリスト・ガロア―その短い生涯にもかかわらず、群論の確立者としてのその業績は今なお基礎数学の分野に輝いている。代数学は方程式を解くことに始まったとされる。3次および4次方程式の一般的解法は16世紀にすでに発見されていたが、5次以上の方程式については、19世紀はじめにアーベルとガロアが代数的に解けないことを証明するまで、ながく未解決のままであった。代数方程式の存在に関する研究に最終的な解決を与えたガロアの名は、数学史から消えることはない。本書は、簡明な叙述とイラストとによって群論の基礎をわかりやすく紹介したものである。群の理論に注目した当時の若きガロアと同年代の読者にも理解しやすいようにこまかい配慮がなされている。
目次
1 群の重要性
2 群とは何か?
3 群についての二、三の重要な事項
4 方程式の群
5 可換性のガロアによる判定基準
6 定規とコンパスを用いた作図
7 ガロアの判定基準はなぜ真であるか?
著者等紹介
リーバー,リリアン[リーバー,リリアン][Lieber,Lillian Rosanoff]
1886‐1986。ロング・アイランド大学数学科教授、The Galois Institute of Mathematics and Art会長を務めた
浜稲雄[ハマイナオ]
1905年長野県に生れる。1930年東京高等工業学校(現東京工業大学)機械科卒業。岡谷工業高等学校教諭、諏訪清陵高等学校教諭、岡谷東高等学校校長を務める。1988年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
2n2n
Susumu Kobayashi
10⁻⁹
魚京童!
naruo_homewood
-
- 洋書
- Hamlet