内容説明
“共和国”の思想を問うドゥブレの論考を導き手に、共和主義を論ずる地平より、議論を展開。迷走状態にある、現代日本の政治を撃つ、鋭敏な思考を提起する。
目次
あなたはデモクラットか、それとも共和主義者か
現代世界に直面するメディオローグ―レジス・ドゥブレとの対話
フランス共和国の孤独―十八世紀が照らし出す現代
新しい“ユマニテ=人文学的教養”のために―グローバリゼーションと来るべき教育
共和国の精神について(鼎談)
鼎談を終えて
著者等紹介
ドゥブレ,レジス[ドゥブレ,レジス][Debray,R´egis]
1940年パリ生まれ。作家・思想家。1960年代にカストロのキューバ革命に共鳴、チェ・ゲバラとゲリラ活動に参加、『革命の中の革命』(晶文社、1967)を刊行、二十代で神話的存在となる。70年代初めにフランスに帰国し、左翼連合に貢献。80年代にはミッテラン大統領の外交顧問をつとめ、代表的左翼知識人として活躍、数多くの小説・エッセイを発表する。その後、ミッテランと袂を分かち、メディア化する権力を批判、近年は宗教についての考察を深めている
樋口陽一[ヒグチヨウイチ]
1934年仙台市生まれ。日本学士院会員、フランス学士院準会員。専攻は憲法学
三浦信孝[ミウラノブタカ]
1945年盛岡市生まれ。中央大学文学部教授。専攻は仏語仏文学、フランス文化社会論
水林章[ミズバヤシアキラ]
1951年山形県生まれ。上智大学教授。専攻は17‐19世紀前半のフランス文学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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