内容説明
大英帝国の栄光にしがみつき、変化に乗り遅れたイギリス人。ドゴールに象徴される「世界の光」を自認するフランス人。外国の敵意をまねかないような大統領を選ぶドイツ人。「公的な嘘と私的な真実」のなかで、立ち回ってきたイタリア人。地理的な条件から、平和についての志向が強いオランダ人。ヨーロッパ人を振り回し、複雑な感情を抱かせるアメリカ人。西欧五大国とその“別館”アメリカのそれぞれの国民性を、ユーモアあふれる歴史的エピソードによって描き、各国がどんなに違っているかをパノラマのようにみせる。世界的ベストセラー『イタリア人』の著者の、海外特派員としての体験と学識と文彩の結晶。いっきに読ませるヨーロッパ人解剖の書である。
目次
1 理解しにくいヨーロッパ人
2 動じないイギリス人
3 変幻自在のドイツ人
4 口論好きなフランス人
5 柔軟なイタリア人
6 用心深いオランダ人
7 戸惑わせるアメリカ人
著者等紹介
バルジーニ,ルイジ[バルジーニ,ルイジ][Barzini,Luigi]
1908年ミラノに生れる。コロンビア大学を出て、1930年イタリアの全国紙『コリエーレ・デラ・セラ』の記者となる。海外特派員として活躍。第二次大戦中、反ファシズム活動のかどで逮捕される。1958年イタリア自由党下院議員として政界に入る。晩年は著作活動に専念し、1984年歿
浅井泰範[アサイヤスノリ]
1935年名古屋市に生まれる。1959年名古屋大学法学部卒業。同年、朝日新聞社に入社。ヨーロッパ総局長(ロンドン)、外報部長、東京本社編集局次長、国際本部長、国際担当取締役を歴任し、1998年退社。同年4月より武蔵野女子大学(現武蔵野大学)現代社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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