ロールシャッハ解釈の諸原則

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  • サイズ A5判/ページ数 422p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622071365
  • NDC分類 140.7
  • Cコード C3047

出版社内容情報

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ロールシャッハ研究の牽引者の一人であるI・B・ワイナーが、きわめて包括的かつ実践的な手引きとして著した、ロールシャッハ・データ解釈のガイドライン。待望の邦訳であり、検査者・研究者ともに必携の一冊である。

第I部ではロールシャッハ法の特徴に関連して留意すべき諸問題、標準データの意義と年齢・性別・文化に関する注意点などがとりあげられる。第II部では包括システムのクラスター探索戦略の方法とその意義を、とくに実践上のポイントに注目して解説する(3章)。また、投影と図版の誘引(card pull)(4章)、構造的変数(5章)、テーマ解釈(6章)、テスト行動(7章)、継起分析(8章)のそれぞれについて、解釈上直面しうるさまざまな問題を仔細にとりあげ、対応の指針を示す。第III部ではいくつかの症例をとりあげ、ロールシャッハ解釈のモデルを示す。

懇切丁寧な手引きではあるが、マニュアルとして捉えられることは本書の趣旨に反するだろう。妥当性・客観性・信頼性のある査定の勘所を会得するための最初の拠りどころとして本書は書かれている。ここに示されている諸原則は解釈への欠くべからざる土台であり、スタートラインである。


アーヴィング・B・ワイナー(Irving B. Weiner)
1933年生まれ。ミシガン大学にて臨床心理学のPhDを取得。ロチェスター医科歯科大学教授、ケイスウェスタンリザーヴ大学心理学科長、同大学教授、デンバー大学人文科副学長、同大学心理学科教授などを歴任。その後、国際ロールシャッハ・ソサイエティー会長を務め、Journal of Personality Assessmentの編集に長年携わる。著書に、Psychodiagnosis in Schizophrenia(1966, 1997)〔邦訳『精神分裂病の心理学』医学書院、1973〕、Rorschach Handbook of Clinical and Research Applications(共著、1971)、Principles of Psychotherapy(1975)〔邦訳『心理療法の諸原則(上・下)』星和書店、1984-1986〕、、Psychological Disturbance in Adolescence(1970)〔邦訳『青年期の精神障害(上・下)』星和書店、1978-1979〕、Rorschach; A Comprehensive System: Assessment of Children and Adolescents(共著、1982)など。

秋谷たつ子(あきたに・たつこ)
1923年生まれ。東京女子大学哲学科を卒業後、名古屋大学医学部精神医学教室、上智大学心理学科を経て、順天堂大学医学部精神医学講座助教授に就任。1988年に退任。日本ロールシャッハ学界会長として、同学会誌の編集に携わる。2004年より同学会理事。著書に、『心の映像 : プロジェクションの世界』(紀伊国屋書店、1973)、共著に『現代精神医学体系 第10巻B 精神分裂病 II』(中山書店、1978)など。訳書に、I.B.ワイナー『精神分裂病の心理学』(医学書院、1973)、『心理療法の諸原則(上・下)』(共訳、星和書店、1984-1986)、S.J.ベック『ロールシャッハ・テスト──古典文学の人物像診断』(みすず書房、1984)、J.E.エクスナー『現代ロールシャッハ・テスト体系』(監訳、金剛出版、1991)など。

秋本倫子(あきもと・みちこ)
上智大学外国学部フランス語学科卒業後、上智大学大学院文学研究科教育学専攻心理コース博士課程前期修了。東京都多摩老人センター、東京都精神医学総合研究所に勤務の後、現在、東京都老人医療センターリハビリテーション診療科主任心理技術員(2005年4月から東洋英和女学院大学人間科学部に勤務予定)。主な共著書に、福西勇夫・秋本倫子『糖尿病患者への心理的アプローチ』(学習研究社、1999)、Fukunishi I. ed., Consultation-Liaison Psychiatry in Japan ,Advances in Psychosomatic Medicine Vol. 23 (Karger, 2001)。共訳書に、A・W・シーグマン他『ストレスと心臓 怒りと敵意の科学』(星和書店、1996)、G.J.テイラー他『アレキシサイミア 感情制御の障害と精神・身体疾患』(星和書店、1998)、T.A.スターン他『MGH「心の問題」診療ガイド』(メディカル・サイエンス・インターナショナル、2002)、など。

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関連書:
ベック『ロールシャッハ・テスト―─古典文学の人物像診断』
シャハテル『ロールシャッハ・テストの体験的基礎』
バァッシュ編『ロールシャッハ 精神医学研究』

内容説明

ロールシャッハ研究の牽引者の一人であるワイナーが、きわめて包括的かつ実践的な手引きとして著した、ロールシャッハ・データ解釈のガイドライン。臨床心理査定者・研究者ともに必携の書。

目次

1 ロールシャッハテストについての基本的考察(ロールシャッハの性質;ロールシャッハ解釈へのアプローチ)
2 ロールシャッハ解釈における諸要素(包括システム探索戦略;ロールシャッハ反応における、投影と図版の誘引;構造的変数の解釈 ほか)
3 適応における強さと弱さを特定する:具体的事例とその解釈(ケースの説明をはじめるにあたって;体験へのかかわり方;観念化すること ほか)

著者等紹介

ワイナー,アーヴィング・B.[ワイナー,アーヴィングB.][Weiner,Irving B.]
1933年生まれ。ミシガン大学にて臨床心理学のPhDを取得。ロチェスター医科歯科大学教授、ケイスウェスタンリザーヴ大学心理学科長、同大学教授、デンバー大学人文科副学長、同大学心理学科教授などを歴任。その後、国際ロールシャッハ・ソサイエティー会長を務め、Journal of Personality Assessmentの編集に長年携わる

秋谷たつ子[アキタニタツコ]
1923年生まれ。東京女子大学哲学科を卒業後、名古屋大学医学部精神医学教室、上智大学心理学科を経て、順天堂大学医学部精神医学講座助教授に就任。1988年に退任。日本ロールシャッハ学界会長として、同学会誌の編集に携わる。2004年より同学会理事

秋本倫子[アキモトミチコ]
上智大学外国学部フランス語学科卒業後、上智大学大学院文学研究科教育学専攻心理コース博士課程前期修了。東京都多摩老人センター、東京都精神医学総合研究所に勤務の後、東京都老人医療センターリハビリテーション診療科主任心理技術員(2005年4月から東洋英和女学院大学人間科学部に勤務予定)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

nvwr

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カードごとの特徴が詳述されており読み応えあり。2023/12/01

ノンタス

0
ロールシャッハテスト/ロールシャッハインクプロット法についての手解き書。 解釈となる指標を多く説明してくれ、加えて実際のクライエントの例を出してその手法を披露する。 解釈それ自体主観的な要素と客観的な要素が入り組んでいて複雑だ。 かなり厚くて詳しい本。2020/09/26

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