アイザイア・バーリン

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  • サイズ A5判/ページ数 335,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622070979
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C1031

内容説明

リベラルな知性の体現者として敬愛されたバーリンの痛快な評伝。激動の20世紀史上にバーリンの足跡をつぶさにたどり、かの自由主義哲学が形成され、鍛え上げられた文脈を浮かび上がらせる。

目次

オールバニー
リガ―一九〇九‐一五年
ペトログラード―一九一六‐二〇年
ロンドン―一九二一‐二八年
オックスフォード―一九二八‐三二年
オール・ソウルズ
同信の友―一九三四‐四〇年
アイザイアの戦争(ニューヨーク、一九四〇‐四一年;ワシントン、一九四二‐四五年)
モスクワ―一九四五年
レニングラード―一九四五年
部族―一九四六‐四八年
冷戦―一九四九‐五三年
遅い目覚め
名声―一九五七‐六三年
追いつめられた自由主義者―一九六三‐七一年
ウルフソン―一九六六‐七五年
回顧―一九七五‐九七年
終章

著者等紹介

イグナティエフ,マイケル[イグナティエフ,マイケル][Ignatieff,Michael]
ロシア貴族の出自を持つ父と、カナダ人の母の間に、1947年トロントで生まれる。歴史学を専攻し、トロント大学卒業、ハーバード大学で博士号を取得。以降、イギリス、アメリカ、フランスと活動の場を広げた、自他共に認めるコスモポリタンである。リベラルな知識人として、テレビ・ドキュメンタリーの脚本家・プレゼンター、雑誌への寄稿などジャーナリズムの場で活躍し、また、紛争とヒューマニズムの問題を探究する主要な著作家の一人としても知られる。アカデミックな歴史家としての評価も高い。現在はアメリカ、マサチューセッツ州ケンブリッジ在住。ハーバード大学ケネディ行政大学院で人権論を教えている

石塚雅彦[イシズカマサヒコ]
国際基督教大学教養学部社会科学科、およびコロンビア大学ジャーナリズムスクール卒業。日本経済新聞入社後、英文日経編集長、論説委員などを務める。のち、財団法人フォーリンプレスセンター専務理事(2000‐2004年)

藤田雄二[フジタユウジ]
1961年、東京都に生まれる。1985年、東京大学教養学部教養学科卒業。1996年、東京大学大学院総合文化研究科国際関係論専攻博士課程修了、東アジア国際関係史の研究業績により2000年に博士学位取得。2001年10月没
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感想・レビュー

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水煮丸

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ギャディスの『大戦略論』の冒頭と結びの章に出ていたが、ほとんど知らない人物だったため本書を読んだ。彼の人生はユダヤ人としてロシアに生まれ圧制から逃れるところから始まり、広い交友関係から各界の大物が登場して物語として興味深い。あらゆる決定論を拒絶し、左翼右翼双方に懐疑的で自由を重んじ、「人生の意味」について「そのようなものがあるとは考えません」「何か深い、広大無辺の、すべてを包含するような台本ないし神を求める人たちは、まったく憐れにも間違っているのです」とまで語った思想の背景となる人生が描かれる。2023/10/12

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