出版社内容情報
政治思想史家の代表的な四論文。選択の自由と人間的責任を強調し、精彩ある自由主義を論じる。
内容説明
本書の各論文は、著者の聡明なコモン・センスの見事な典型であるとともに、別の角度から見れば、英知そのものといえる。透明でありながら深い思考に支えられ、現代の最も不評な・貧しい語彙になりさがってしまった「ヒューマニズム」に、そのもっともラジカルな形姿において、生気を与える。
目次
序論
20世紀の政治思想
歴史の必然性
2つの自由概念
ジョン・スチュアート・ミルと生の目的
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソーシャ
2
一番有名な「二つの自由概念」のみ読了。カント、ルソー、ミル、ヘーゲルなど自由についての思想のコアが分かりやすくまとめられていて知識の整理になりました。あと「生き方には正解がないし、そのほうがいいのではないか」という結論には重みがありますね。2014/03/19
鉱物
1
消極的自由と積極的自由について。古典的自由主義者の留保(たとえばロックの自己保全)と消極的自由が積極的自由にさしあたって重視されるべき根拠たる価値相対主義から、民主主義を正当化したい論者は本丸である価値相対主義を攻め落とさなければならないのだと再認識できた。2015/04/25
aiko
0
日本語で書いてあるのに日本語がまるで分らず、外国の本を読んでいる以上のストレスだった。外国の本ならば、辞書を引いたり翻訳機にかけられるけど、この本はどうしたらよいのだろう。いざとなったら自殺もありなら、殺人もありか?サッパリ分からなかった。なにか、解説書みたいのはないのかしら?2016/07/02
tamioar
0
天才だ。2018/12/09
-
- 洋書
- Fallen Rose