マリア・カラス―ひとりの女の生涯 (新装)

マリア・カラス―ひとりの女の生涯 (新装)

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  • サイズ B6判/ページ数 388,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622049333
  • NDC分類 766.1
  • Cコード C1098

出版社内容情報

生涯それ自身が一個の劇であったディーヴァ・カラスの輝き。付・上演リスト、ディスコグラフィ。

内容説明

1947年イタリアのフェニーチェ座で『トゥーランドット』他の上演でデビューを飾ってから、1965年ロンドンのコヴェント・ガーデン王立歌劇場の舞台までの17年間がマリア・カラスの全盛時代だった。彼女の一挙手一投足はつねにマスコミの称賛と非難を呼び、時に「牝虎」「気紛れなプリマドンナ」と言われながらも、成功への階段を登りつめる。だが、その遍歴のなかにこそ栄光の輝きと共に苦悶の呻吟があったのである。夫でありマネージャーだったメネギーニとの二人三脚と突然の離婚、海運王オナシスとの恋は世間の注視を浴びることになった。しかし、あのカラスが彼女をとりまく男たちの奴隷となり、称賛をえ、それを持続させていくための代償として、己れの身をけずり命を縮めるひとりの孤独な女としての姿は、本書に初めて明らかにされるものである。オペラをオペラとして蘇らせ、聴衆を夢と発見と熱狂の渦に巻きこんだ、今世紀の最も魅力的な舞台女優の知られざる素顔・情熱・ドラマがここにある。

目次

第1部 声をつくる―1923‐1947年
第2部 スター誕生―1947‐1951年
第3部 スカラ座を征服―1951‐1954年
第4部 プリマドンナ・アッソルータ―1954‐1959年
第5部 王国なき女王―1959‐1963年
第6部 白鳥の死―1964‐1965年
第7部 おまえはこの墓の中に―1966‐1977年