出版社内容情報
対照的な個性の相違を持つ二人の思想家が目指したものは何か。テキストに基づき思考過程を辿る。
在庫僅少-2003.5
内容説明
ローマ帝国没落のさなか、キリスト教思想形成期に生きたアウグスティヌスと、中世キリスト教界の円熟期に生きたトマス・アクィナス―対照的な個性の相違をもってヨーロッパ精神史に聳えるこの二人の思想家が目ざしたものは何であったのか。中世哲学史の碩学による本書は、テキストに即して両者の思考過程をたどりつつ、現代におけるその意義を描き出す。
目次
第1部 アウグスティヌス―西洋の教師(アウグスティヌスの哲学的解放;神の探求へ;宇宙;道徳的および社会的秩序)
第2部 トマス・アクィナス―公同の博士
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- 和書
- 緋色の研究 光文社文庫