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大人の本棚
きまぐれな読書―現代イギリス文学の魅力

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  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622048374
  • NDC分類 930.27
  • Cコード C1398

内容説明

イギリス人の動物好きから最後の文人プリチェットの書評芸まで。英文学の横道をゆったりと散歩しながら雑読の愉しみを伝授する、大人のための読書の手引き。

目次

1 本のプロムナード(茶色の古靴とオペラ歌手;地下鉄の詩;地下鉄とモダニズム ほか)
2 イギリスの書評文化と書評家(イギリスの書評文化(最後の文人批評家プリチェット;TLSの九十年)
二人の書評家―レイバンとプリチェット
書評家グレアム・グリーン ほか)
3 書評=エッセイから(旅行記が変わってきた;放浪者なのか、伝記作者なのか;過去は外国である ほか)

著者等紹介

富士川義之[フジカワヨシユキ]
1938年岡山市に生まれる。1970年東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。国学院大学、都立大学、東京大学を経て、現在、駒沢大学文学部教授。イギリス文学専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

101
英文学者の富士川先生による、英文学に関連する読書エッセイ集です。漱石や浮世絵に関するものもありますが、ほとんどが英国あるいは海外文学に関するものです。私は比較的好んで読んでいるイザベラ・バードのことを書かれた「アジアに魅せられた英国女性」が非常に楽しめました。また「旅行記が変わってきた」という小論も参考になりまっした。じっくり読めるいい本でした。2024/04/30

ぱせり

7
この本に出てきた文学者や書評家の名まえ、80パーセント(いや、90?)知らないのだけれど、たまーに知った名前が出てくると嬉しくて、まるで旅先で知人に会ったような気持ちになる。読んでみたいのはイザベラ・バードの旅行記。好きな言葉は『あとがき』に。「私は直接役に立ちそうもないいろいろな本を遊び心で読むのが好きで…」 なんてすばらしい読書の愉しみでしょう。2011/12/23

きりぱい

5
現代イギリス文学の魅力となっていながら、(もちろん関係は深いが)漱石や野口米次郎(作家でありイサム・ノグチの父)の話に結構ページが割かれていたり、気まぐれで幅の広いエピソードが面白い。グレアム・グリーンの書評の魅力や、アジアに魅せられたイザベラ・バードの章辺りに読み応え。2009/09/02

ロピケ

2
子どもが図書館で見つけてくれた(なんでこれを私に勧めたのかは今だもって謎)本。読んでみて子どもに感謝。図書館にすぐに本を返し、本屋で注文しました。うちの本棚の住人いえ、住本となりました。2009/11/02

コホン

0
この本を間違ってもう1冊持っている、というのが哀しい。2014/10/08

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