出版社内容情報
「私から年齢を奪わないでください。働いて、ようやく手に入れたのですから」――『独り居の日記』『夢見つつ深く植えよ』など、老いること・独りで暮らすことの豊かな意味を教えてくれたサートン。彼女はまた、たくさんの詩集を残した。『八十歳を迎える』はその最後の詩集。今回そのなかから厳選し、さらにサートンの真髄を伝える詩をくわえて22篇を編んだ、初の邦訳詞花集。
May Sarton(メイ・サートン)
ベルギーに生まれる。4歳のとき父母とともにアメリカに亡命、マサチューセッツ州ケンブリッジで成人する。一時劇団を主宰するが,最初の詩集(1938)の出版以降、著述に専念、小説家・詩人であり、日記,自伝的作品も多い。著書『独り居の日記』(1991)『ミセス・スティーヴンズは人魚の歌を聞く』(1993)『今かくあれども』(1995)『夢見つつ深く植えよ』(1996)『猫の紳士の物語』(1996)『私は不死鳥を見た』(1998)『総決算のとき』(1998)『海辺の家』(1999、いずれもみすず書房) At Eighty Two A Journal (1996) 他。
武田尚子(たけだ・なおこ)
Naoko Takeda Yarin。岡山県に生まれる。津田塾大学英文科卒業、翻訳家、アメリカ在住。訳書 モリス『テレビと子供たち』(1972)デニスン『学校ってなんだ』(1977)ブルーメンフェルド『ジェニーの日記』(1984)シルバーマン『アメリカのユダヤ人』(1988)リフトン『子供たちの王様――コルチャック物語』(1991、いずれもサイマル出版会)サートン『独り居の日記』(1991)『今かくあれども』(1995)『夢見つつ深く植えよ』(1996)『猫の紳士の物語』(1996)『私は不死鳥を見た』(1998)『海辺の家』(1999、 いずれもみすず書房)他。
内容説明
ひと晩で変化する季節、ゆたかで厳しい孤独、老年という地図のない冒険…。『独り居の日記』のサートンの詩選集。
目次
一杯の水(一杯の水;メタモルフォーゼ;インディアンの踊り ほか)
祈り(仕事のまえの祈り;母によせて;はじめての秋―亡き母に捧げる ほか)
一日一日が旅だから(新しい地形;服を着る;メランコリー ほか)
著者等紹介
サートン,メイ[サートン,メイ][Sarton,May]
1912‐1995。ベルギーに生まれる。4歳のとき父母とともにアメリカに亡命、マサチューセッツ州ケンブリッジで成人した。一時劇団を主宰するが、最初の詩集(1938)の出版以降、著述に専念。小説家・詩人であり、日記、自伝的作品も多い
武田尚子[タケダナオコ]
岡山県に生まれる。津田塾大学英文科卒業。翻訳家。アメリカ在住
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