一日一日が旅だから

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  • サイズ A5判/ページ数 77p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622048145
  • NDC分類 931
  • Cコード C0098

出版社内容情報

「私から年齢を奪わないでください。働いて、ようやく手に入れたのですから」――『独り居の日記』『夢見つつ深く植えよ』など、老いること・独りで暮らすことの豊かな意味を教えてくれたサートン。彼女はまた、たくさんの詩集を残した。『八十歳を迎える』はその最後の詩集。今回そのなかから厳選し、さらにサートンの真髄を伝える詩をくわえて22篇を編んだ、初の邦訳詞花集。

May Sarton(メイ・サートン)
ベルギーに生まれる。4歳のとき父母とともにアメリカに亡命、マサチューセッツ州ケンブリッジで成人する。一時劇団を主宰するが,最初の詩集(1938)の出版以降、著述に専念、小説家・詩人であり、日記,自伝的作品も多い。著書『独り居の日記』(1991)『ミセス・スティーヴンズは人魚の歌を聞く』(1993)『今かくあれども』(1995)『夢見つつ深く植えよ』(1996)『猫の紳士の物語』(1996)『私は不死鳥を見た』(1998)『総決算のとき』(1998)『海辺の家』(1999、いずれもみすず書房) At Eighty Two A Journal (1996) 他。

武田尚子(たけだ・なおこ)
Naoko Takeda Yarin。岡山県に生まれる。津田塾大学英文科卒業、翻訳家、アメリカ在住。訳書 モリス『テレビと子供たち』(1972)デニスン『学校ってなんだ』(1977)ブルーメンフェルド『ジェニーの日記』(1984)シルバーマン『アメリカのユダヤ人』(1988)リフトン『子供たちの王様――コルチャック物語』(1991、いずれもサイマル出版会)サートン『独り居の日記』(1991)『今かくあれども』(1995)『夢見つつ深く植えよ』(1996)『猫の紳士の物語』(1996)『私は不死鳥を見た』(1998)『海辺の家』(1999、 いずれもみすず書房)他。

内容説明

ひと晩で変化する季節、ゆたかで厳しい孤独、老年という地図のない冒険…。『独り居の日記』のサートンの詩選集。

目次

一杯の水(一杯の水;メタモルフォーゼ;インディアンの踊り ほか)
祈り(仕事のまえの祈り;母によせて;はじめての秋―亡き母に捧げる ほか)
一日一日が旅だから(新しい地形;服を着る;メランコリー ほか)

著者等紹介

サートン,メイ[サートン,メイ][Sarton,May]
1912‐1995。ベルギーに生まれる。4歳のとき父母とともにアメリカに亡命、マサチューセッツ州ケンブリッジで成人した。一時劇団を主宰するが、最初の詩集(1938)の出版以降、著述に専念。小説家・詩人であり、日記、自伝的作品も多い

武田尚子[タケダナオコ]
岡山県に生まれる。津田塾大学英文科卒業。翻訳家。アメリカ在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

54
何気ない1日であっても、あとから想い出すと、特別な日々の積み重ねであることも少なくない。それがあるから、今の自分があり、明日の自分がいる。一杯の水の美味しさ、まさに五感にもしみわたる経験が何度もある。そのありがたさを思う。2025/03/19

魚京童!

17
なんで詩は素晴らしいのに、日記は単調なの?なんで?ねーサートン。2017/01/18

シグマ

8
声に出して読みたくなる。老いを見つめて静かに暮らす中で生まれた詩。2016/08/07

ちあき

5
「老い」を見つめる詩はよかった。園芸や手仕事が好きな人ならもっと共感できると思う。2008/10/01

Sakie

3
詩の翻訳は難しいのだろう。リズムや言葉の選択に、読んでいる私が迷いを感じる。メイ・サートンに長く触れる武田さんでも難しいとおっしゃるのだ。 愛の炎についての詩は私が愛を尊重しないのでよくわからない。老いてからの日々を愉しみ嘆く詩は我もまた行く道と心強く読めた。人生のずっと先を照らす灯りのようだ。 父を誇る詩(実は弔辞)が素敵。2011/11/27

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