出版社内容情報
『萬緑』の主宰者にして昭和の俳壇を代表する中村草田男が、多くの俳句ファンに向けて著したコンパクトな俳句入門書。俳句のきまり、リズム、季題や切字のはたらき、写生とは? など、多くの実作例をひいて疑問を解いていく。
俳句の歴史、80句の自句自解を併収する。
内容説明
活き活きした五七五のリズムはどうしたら生まれるか?季題や切字のはたらきは?写生とは?多くの実作例でこれらの疑問に答える。80句の自句自解を併収。
目次
1 新しい俳句への誘い
2 俳句の成るまで(準備)(韻文(詩)
十七音形式
季題
象徴
写生
切字
方法)
3 実作にふれながら(叙景句;人事句・生活句;自由律の句)
4 俳句の歴史
著者等紹介
中村草田男[ナカムラクサタオ]
1901年、父・修が領事を務めていた中国の廈門に生まれる。本名・清一郎。1904年、母・ミネと帰国し、松山市に住む。1925年東京帝国大学文学部独逸文学科入学、のち国文科に転科。1933年成蹊高等学校(旧制)教授。1949-67年成蹊大学教授、1969年名誉教授。1929年に高浜虚子の門に入り、東大俳句会に入会して「ホトトギス」投句を始める。句集『長子』(1936)、『火の島』(1939)、『萬緑』(1941)を刊行した後、1946年主宰誌『萬緑』創刊。さらに句集『来し方行方』(1947)、『銀河依然』(1953)、『母郷行』(1956)、『美田』(1967)、『時機』(1980)を刊行。この間、メルヘン集『風船の使者』(1977)により芸術選奨文部大臣賞を受賞した。エッセイ集『魚くふ、飯くふ』(1979)、評釈『蕪村集』(1943;1980)のほか、評釈・入門書・季語選など10余冊の著編書がある。1983年没。翌年、芸術院賞恩賜賞受賞。『中村草田男全集』全18巻・別巻1(1984-91、みすず書房)がある
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yumiha
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