出版社内容情報
詩人が送る絵本2
第1回配本
Patricia MacLachlan(パトリシア・マクラクラン)
1923年アメリカ北西部、風の吹きすさぶ広大な台地にひろがるワイオミング州に生まれたマクラクランは、1986年に『のっぽのサラ』でニューベリー賞を受賞、今日もっとも人気ある子どもの本の作家の一人になった。物語は現実に根を下ろすためのものという作家の原点は、この絵本のなかにある。絵本にでてくるハコヤナギの木は、ワイオミングの州の木。
Barry Moser(バリー・モーザー)
現代アメリカを代表する版画家、イラストレーター。ブックデザインをふくめた本の仕事に傑出した才能をあらわし、1983年に『不思議の国のアリス』で全米図書賞を受賞。子どもの本も数多く手がけ、しばしばイラストレーターである娘のカラと組んで絵本をつくる。バリー・モーザーの作品はメトロポリタン美術館や大英博物館などに所蔵されている。
長田弘(おさだ・ひろし)
詩人。1939年福島市生まれ。代表的な詩集に『一日の終わりの詩集』『黙されたことば』(ともにみすず書房)『深呼吸の必要』『食卓一期一会』『世界は一冊の本』『記憶のつくり方』(ともに晶文社)など。「贈る絵本にこの本を選んだのは」と詩人は言う。「この絵本を手にしたという記憶を、できるだけおおくの人と共有したかったから」。
内容説明
なぜ、ここを、はなれなくちゃいけないんだろう?どんなところへ、ゆかなくちゃいけないんだろう?どこまでも澄んだ空。どこまでもつづく大草原。そして、大きなハコヤナギの木。じぶんがそこで生まれ、そこでそだった土地の、愛しいものすべてに、さよならを言わなければならない日がやってきた。…人生の最初の思い出は、いつでも、じぶんといっしょにあるんだ。たとえ、じぶんでは、すっかりわすれてしまってもね。まるで詩のように研ぎすまされた言葉、深いまなざしを感じさせずにいない版画。ふだんは忘れている感情をかきたてられる、絵本というより、光と影にみちた心のアルバム。
著者等紹介
マクラクラン,パトリシア[マクラクラン,パトリシア][MacLachlan,Patricia]
アメリカ北西部、風の吹きすさぶ広大な台地にひろがるワイオミング州に生まれたマクラクランは、1986年に『のっぽのサラ』でニューベリー賞を受賞、今日もっとも人気ある子どもの本の作家の1人になった
モーザー,バリー[モーザー,バリー][Moser,Barry]
現代アメリカを代表する版画家、イラストレーター。ブックデザインをふくめた本の仕事に傑出した才能をあらわし、1983年に『不思議の国のアリス』で全米図書賞を受賞。子どもの本も数多く手がけ、しばしばイラストレーターである娘のカラと組んで絵本をつくる
長田弘[オサダヒロシ]
詩人。1939年福島市生まれ。代表的な詩集に『一日の終わりの詩集』『黙されたことば』(ともにみすず書房)『深呼吸の必要』『食卓一期一会』『世界は一冊の本』『記憶のつくり方』(ともに晶文社)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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