飯島耕一・詩と散文〈3〉ゴヤのファースト・ネームは バルザックを読む

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  • サイズ A5判/ページ数 332p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784622047339
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C1395

出版社内容情報

『ゴヤのファースト・ネームは』(高見順賞)と人間喜劇の奥行きと魅力を味読したバルザック論。

「著者によれば、ずっと後になってバルザックに「めざめた」という。そのせいか独特の情熱と思い入れがあり、成熟のなかの燃えるような勢いが感じられる。そこが本書の面白さなのである。バルザックは文学者でもあるが、見方によれば人間学者でもある。その事実を本書ほど巧みに教えてくれた書物は日本ではなかったように思われる。」(今村仁司/信濃毎日新聞 2001.2.25)

内容説明

第五回高見順賞を受けた『ゴヤのファースト・ネームは』と、バルザックの文学空間の奥行きと魅力を分析・味読した最新の入門=研究を併収。没後150年、巨人の全貌に迫る論考を集成した大冊。

目次

1 詩・ゴヤのファースト・ネームは(全)(母国語;ルッソーと西脇さんの帽子;歩行の原理;思考の過ちを求めて;ゴヤのファースト・ネームは;ヴァンスへの道 ほか)
2 バルザックを読む―「人間喜劇」の大過の縁で(なぜ今、バルザック;思想の見晴らし台に立って―フーリエ、バルザック、そしてシュルレアリスム)