出版社内容情報
シャーロット、エミリ、アンの三姉妹と弟ブランウェルによるユートピア。ブロンテ文学の、日本でたった一つの翻訳全集を。
第1巻:教授
C.ブロンテ 海老根 宏訳
主人公ウィリアム・クリムワーズは大陸に渡って教授となり、孤児フランセスと出会う…シャーロットの第一作。他に「エマ」と
「ウィリー・エリン」を収める。
1995年刊 四六判・450頁・\5600/ISBN4-622-04621-0
第2巻:ジェイン・エア
C.ブロンテ 小池 滋訳
貧しい孤児ジェインが経験する、激しい愛と冒険とは。世界文学史上あまりに高名な傑作の新訳。
1995年 四六判・744頁・\5800/ISBN4-622-04622-9
第3巻:シャーリー 上
C.ブロンテ 都留重夫訳
キャロラインとシャーリーという二人のヒロインの恋愛と、産業革命の結果である、19世紀初頭のヨークシャー、ラダイツの暴動
を扱った社会小説。嵐にさらされる〈谷間の工場〉をめぐる男女の人間模様。
1996年刊 四六判・456頁・\6000/ISBN4-622-04623-7
第4巻:シャーリー 下
C.ブロンテ 都留重夫訳
工場主ムアは凶弾に倒れ、シャーリーとキャロラインのこころは千々に乱れる。作者円熟期の力作。執筆途中弟妹三人を失っ
た最大の不幸中の労作。
1996年刊 四六判・480頁・\6000/ISBN4-622-04624-5
第5巻:ヴィレット 上
C.ブロンテ 青山誠子訳
異国の首都ヴィレットに単身渡った孤児ルーシー・スノウがたどる数奇な運命――シャーロットの〈最後の長篇〉。
1995年刊 四六判・432頁・\5300/ISBN4-622-04625-3
第6巻:ヴィレット 下
C.ブロンテ 青山誠子訳
英語教師となったルーシーは、報われぬ恋を経て教授との愛を育んでいくが――悲劇的な結末を迎える、孤独な作者の苦し
みの記録、43年ぶりの邦訳。
1995年刊 四六判・416頁・\5300/ISBN4-622-04626-1
第7巻:嵐が丘
E.ブロンテ 中岡 洋・芹澤久江訳
地主の娘キャサリンと孤児ヒースクリフ――二人は死を超えて永遠に結ばれる。衝撃の愛の物語。他にエミリとアンの共同日
誌を収録。
1996年刊 四六判・632頁・\8000/ISBN4-622-04627-X
第8巻:アグネス・グレイ
A.ブロンテ 鮎澤乗光訳
18歳の少女アグネスがみずから二軒の家に家庭教師として住み込み、経験を積んで成長=自立し、副牧師と幸福な結婚に
ゴールインするまで。――ブロンテ家、末妹アンの代表作。
1995年刊 四六判・310頁・\4300/ISBN4-622-04628-8
第9巻:ワイルドフェル・ホールの住人
A.ブロンテ 山口弘恵訳
夫の暴虐に苦しみ、息子を連れて逃げ出したグレアム夫人ヘレン。耐え、その後夫の死により掴む、新しい愛。末妹アンが自
立する女性を描いた、本邦初訳の大作。
1996年刊 四六判・744頁・\8700/ISBN4-622-04629-6
第10巻:詩集
C.ブロンテほか 鳥海久義ほか訳
ブロンテ姉妹の詩作品はもとより、父親パトリックの第一詩集と、長男ブランウェルの詩作品を収める。本邦初のブロンテ全
家族の詩集。
1996年刊 四六判・1280頁・\13000(二分冊/分売不可)/ISBN4-622-04630-X
第11巻:アングリア物語
C.ブロンテ 都留重夫ほか訳
12個の兵隊人形から始まった〈アングリア王国〉の物語。シャーロットの無数の初期作品はグラス・タウンという架空の世界
から始まった。妹たちの「ゴンタル」とともにブロンテ文学の未発掘の宝庫たる一冊。
1996年刊 四六判・736頁・\8600/ISBN4-622-04631-8
第12巻:シャーロット・ブロンテの生涯
E.ギャスケル 中岡 洋訳
情念に憑かれ、短い生を燃えつくしたブロンテ家の娘たちの軌跡を、見事に描ききった伝記大作。シャーロットの克明な生活
の記録は、英文学史上の三大伝記の一つ。ブロンテ文学を支える不可欠の書。姉妹の姿が生き生きと浮かび上がる。
1995年刊 四六判・810頁・\8800/ISBN4-622-04632-6
河野多恵子監修・日本ブロンテ協会編集