出版社内容情報
第二次大戦下のドイツ。男の子を載せたトラックを追った少女が見知らぬ森のなかで見たものは…。
内容説明
第2次世界大戦下のドイツ。「白バラ」という名の少女が住むちいさな町にも、戦争は確実にやってきた。ある日、逃げようとする1人の少年をのせて走り去るトラックを目撃した「白バラ」は、そのあとを追う。町をはずれ、広い野にでて、見たこともない森へ。森のなかの切りひらかれたところで少女が見たのは、鉄条網をへだてたむこう側のおおきな木造の建物と、そのまえに立ちつくした、やせた子どもたちだった。風のつよい、寒い日だった。…甘さのみじんもない、しかし、リリカルな本当の“絵本”が、ここにある。「白バラ」という名の少女の記憶をとどめてほしい。この絵本を読んだら、あなたの心のなかに。
著者等紹介
イーノセンティ,ロベルト[Innocent,Robert]
1940年、イタリアのフィレンツェ近郊の小さな町に生まれる。13歳のときから鋳鉄工場で働き、18歳のときローマにでて、アニメーション・スタジオに入り、イラストレーターの道にすすむ。数々の賞をうけた代表作『白バラはどこに』は、今日「あらゆる世代にとってのもっとも新しい古典」と目されている
ガラーツ,クリストフ[Gallaz,Christophe]
1948年、スイスに生まれ、ローザンヌ大学をでて、ジャーナリストとなる。『白バラはどこに』の「白バラ」は、ナチ・ドイツ時代の1942年、ミュンヘン大学生だったショル兄妹(翌年、逮捕され、処刑になった)がつくった反ナチ・ドイツ人の小さな抵抗グループの地下パンフレット「白バラ通信」の名による
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感想・レビュー
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