出版社内容情報
カラマーゾフの兄弟などの性格と意味を、社会的コンテクストの中でみごとに分析、解明して行く。
内容説明
小市民=二重人、仮装の理論を駆使してドストエフスキーの作品構造を解明。スターリニズムによる追放後、60余年ぶりに名誉回復したロシヤ文芸学の幻の名著。
目次
ドストエフスキーの創造(ロシヤ文学におけるゴーゴリ;言葉と文体、および人物;内容と構成;小市民の主人公たちの性格;思索する二重人;社会=法律問題での二重人;世界=宗教問題での二重人 ほか)
ドストエフスキーと革命―生誕百年祭(1922年)における講演