出版社内容情報
1968-75年に発表された諸作品、戦争体験の挿話、風刺的画文、絶筆「すぎゆくアダモ」までの104篇。
内容説明
「人を取り除けてなおあとに価値のあるものは作品を取り除けてなおあとに価値のある人間によって作られるような気がする」―戦争体験の挿話、諷刺的画文から「すぎゆくアダモ」まで。全104篇。
目次
わが山本太郎
折原脩三『虚無と自我の唄』
北岳にて
『藤村私記』を読んだあとの私の小説
青山あり
帝釈山
串田孫一氏の『ひとり旅』
ずいどう開通
鳥居屋根
一所懸命の人〔ほか〕