出版社内容情報
現代日本の芸術の全頒野を横断して、そのオリジンに屹立する瀧口の、半世紀をこえる全仕事を集成。 ボナールからアルプまで16人の現代芸術家へのオマージュに、名著『画家の沈黙の部分』を併録。
内容説明
芸術家の生涯をまる見えにすれば、芸術の神秘は解けるものだろうか。おそらく…謎は残る。
目次
1 16の横顔(ボナールの晩年;パウル・クレー;ホアン・ミロの軌跡;生きているピカソ;ヘンリー・ムーアの彫刻;イサム・ノグチの芸術 ほか)
2 画家の沈黙の部分(クレーの怒り;パウル・クレー論;ルドン断想;ミロの芸術;アンリ・ミショーの「ムーブマン」;名づけられぬもの、空間 ほか)
3 ピカソ、ブラックほか(ピカソと前衛派;ブラックの芸術―近代絵画の生理;マチスの礼拝堂―教会を飾る近代作家たち;デュビュッフェの二重自画像;ピカソのクロッキー;国吉康雄遺作展を見て;ヴァン・ゴッホ;レニングラード・バレーから ほか)