出版社内容情報
ゴスペル、ブルースからジャズまで、黒人音楽の豊かな源流<ニグロ・スピリチュアル>の全体像。
書評情報:
平井玄さん/eトランス 2001.5
内容説明
ゴスペルからジャズまで、黒人音楽の豊かな源流となった音楽“ニグロ・スピリチュアル”の魅力と歴史を語り尽くす!巻末対話・細川周平「自由を求める歌」。
目次
1 ワシントン、1963年夏
2 ニグロ・スピリチュアルという呼称
3 「中間航海」の果てに
4 アフリカの聖霊
5 「地下鉄道」をぬけて
6 “見えない教会”の歌
7 『合衆国の奴隷の歌』
8 フィスク・ジュビリー・シンガーズ、ヨーロッパを行く
9 スピリチュアルは未来へ
10 自分を求める歌―細川周平との対話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
1959のコールマン
26
          
            ☆5。日本で発売されている黒人音楽本で、これほどまでスピリチュアルに絞ったものはないだろう。その意味では貴重な本だ。難しい表現や言い回しは出てこない(みすず書房の本らしからぬ?)。するすると読める。聖書を知らないとちょっと理解しづらい所もところどころ出てくるが、そこは飛ばし読みしても十分内容が分かる。ただ、説明や描写が詳しすぎてなかなか先へ進まないので、気の短い人は細川周平氏との対談から読むのも手だ。スピリチュアル傑作選が楽譜と歌詞入りで59ページ紹介されている。現在絶版。是非とも復刻を望む。2019/07/18
          
        

              
              
              
              

