出版社内容情報
自分以外の人間にも心がある! 精神科医がわたしたちにおくる5人の“ずきんちゃん”の心の成長物語=絵本。
精神科医エランベルジェ(1905-1993,スイス人宣教師の子として南アフリカに生まれ、フランスとスイスで教育を受け、大学時代は主にパリで過ごす。1953年アメリカに渡り、さらにカナダに移住、モントリオールで終生を過ごす。)が、孫たちに書いたお話を、訳者である精神科医・中井久夫が再構成し、かつ、挿絵を添えた。
中井久夫(なかい・ひさお)
1934年奈良県に生れる。京都大学医学部卒業。現在 甲南大学文学部人間科学科教授。著書『中井久夫著作集――精神医学の経験』全6巻別巻2(岩崎学術出版社、1984-91)『最終講義――分裂病私見』(みすず書房、1998)ほか多数。訳書にエレンベルガー『無意識の発見』上下(共訳、弘文堂、1980)のほか、みすず書房からはサリヴァン『現代精神医学の概念』『精神医学の臨床研究』『精神医学的面接』『精神医学は対人関係論である』『分裂病は人間的過程である』、ハーマン『心的外傷と回復』、バリント『一次愛と精神分析技法』、さらに『現代ギリシャ詩選』『カヴァフィス全詩集』『リッツォス詩集 括弧』、ヴァレリー『若きパルク/魅惑』などが刊行されている。最近作にはヤング『PTSDの医療人類学』(共訳)『エランベルジェ著作集』(全3巻)がある。
内容説明
「いろいろずきん」のずきんちゃんは、思い切った行動、けなげな行動、迷った行動、迷い入った世界での行動、そういう体験をつうじて、自分を知り、大人を知って、大人になってゆきます。また、「いろいろずきん」は、子どもの目に映る大人のすがたが成長につれて変わる物語でもあります。これは、子どもによる「大人の発見」の本です。
感想・レビュー
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