PTSDの医療人類学

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  • サイズ A5判/ページ数 441,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622041184
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3047

内容説明

鉄道脊椎、ヒステリー、シェルショックなど外傷性記憶の起源から、DSM‐3の検証、PTSD治療の実態調査まで。「トラウマ」が抱えるあらゆる問題に正面から立ち向かった、熱意と批判の書。

目次

第1部 「外傷性記憶」の起源(「外傷性記憶」の成立;第一次世界大戦)
第2部 外傷性記憶の変容(DSM‐3革命;外傷的時間の構造)
第3部 外傷後ストレス障害の実際(診断のテクノロジー;精神科病棟における日常生活;PTSDを語る;外傷性記憶の生物学)

著者等紹介

ヤング,アラン[Young,Allan]
1938年アメリカ合衆国ペンシルヴァニア州フィラデルフィア生まれ。1959年ペンシルヴァニア大学人類学部卒業。1974年同大学人類学部博士(Ph.D)。ニューヨーク大学、ケース・ウェスターン・リザーヴ大学などをへて、現在、カナダ・ケベック州モントリオール(モンレアル)のマッギル大学社会学的医学研究部門主任教授、人類学部・医学部教授。著者は『PTSDの医療人類学』によって1998年ウェルカム医療人類学賞を受賞した

下地明友[シモジアキトモ]
1947年沖縄県宮古島生まれ。熊本大学医学部卒業。現在、熊本大学医学部精神神経学講座助教授

大月康義[オオツキヤスヨシ]
1952年北海道旭川市生まれ。北海道大学理学部数学科、札幌医科大学卒業。現在こぶし神経クリニック勤務

辰野剛[タツノツヨシ]
1954年長野県生まれ。昭和大学医学部卒業。現在、精神医学研究所東京武蔵野病院勤務

中井久夫[ナカイヒサオ]
1934年奈良県生まれ。京都大学医学部卒業。現在甲南大学文学部人間科学科教授。著書に『中井久夫著作集―精神医学の経験』全6巻別巻2(岩崎学術出版社、1984-91)『最終講義―分裂病私見』(みすず書房、1998)ほか多数。訳書にエレンベルガー『無意識の発見』上下(共訳、弘文堂、1980)のほか、みすず書房からはサリヴァン『現代精神医学の概念』『精神医学の臨床研究』『精神医学的面接』『精神医学は対人関係論である』『分裂病は人間的過程である』、ハーマン『心的外傷と回復』など。最近作にバリント『一次愛と精神分析技法』(共訳)『エランベルジェ著作集』(全3巻)がある

内藤あかね[ナイトウアカネ]
1965年東京生まれ。南山大学文学部卒業(文化人類学専攻)。’93年ジョージ・ワシントン大学大学院アートセラピー学科修了。文学修士。現在、甲南大学文学部非常勤講師、同大学カウンセリング・センター所員
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出版社内容情報

PTSDは、1980年代以降急速に注目されるようになり、日本でも1995年の阪神・淡路大震災などにより、だれでもが関わり得ることと認識されるようになった。本書翻訳のきっかけも神戸での学会にある。
刊行以来多くの人びとに読まれ続けている、J.L.ハーマン『心的外傷と回復』とあわせて読んでいただきたい一冊である。

書評情報:
小西聖子さん/毎日新聞 2001.3.4