思い上がりひねくれわざとらしさ―失敗した現存在の三形態

思い上がりひねくれわざとらしさ―失敗した現存在の三形態

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  • サイズ B6判/ページ数 354p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622039532
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C1047

内容説明

日常語の言い回しを出発点に、分裂病の個別症状を普遍的現存在の〈失敗〉としてとらえるビンスワンガー人間学の白眉。言語・芸術へのしなやかな洞察が光る。

目次

1 思い上がり
2 ひねくれ
3 わざとらしさ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ルンブマ

3
ビンスワンガーによれば、人間とは本質的に思い上がる存在であるという。人間が生きる空間には①垂直方向と②水平方向の2つの方向があり、①は「父であるとは何か?」というような、自らを高みへと導く問題提起と関わり、②は世界の各地を見て周り、隣人と接点を持ち視野を広げることと関わる。通常ではこの2つの方向が「人間学的均衡」と呼ばれるバランスを保ちながら拡大と縮小を繰り返す。だが、時に人は「思い上がり」をしてしまう。十分な経験(横の広がり)がないのにもかかわらず、尊大にも自分ならば「問い」を解決できるのだと確信し、2020/12/24

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