内容説明
進化とは、進化論とは何か。分子生物学の泰斗がシャープに論じる〈科学と神話〉の条件。遺伝・性・老い・分子―知的冒険へと誘う3つの論考。
目次
神話と科学
進化のブリコラージュ
時間、そして未来の発明
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bibliomania
1
ノーベル医学生理学賞受賞のF.ジャコブ博士の作品なので、コテコテと思いましたが、内容は哲学、倫理に近いもの…?三つに分けられており、神話と科学、進化論に関して、時間についてを論じている。ある種、戯言の様にも感じる…。表題の可能世界と現実世界がなんなのか?そして、何故人類がこのセカイにメスをいれ考えるのかを記載してもいる。科学はいかに客観性を主張しようとも、世界の細部をすみからすみまで、説明することはできない。医学だけで無く、古代神話等にも光を当て話を進めている。しかし、訳が悪いのかスムーズに読みにくい!2011/12/29