内容説明
ある幸福な朝、光がさすように突然のインスピレーションが浮かんで、科学上の、あるいは芸術的な発明が成し遂げられる。しかし発明者の内部ではどんな精神活動が進行したのか?大発明一大発見も偶然のたまものか。無意識と意識のそれぞれの役割、言語や視覚的イメージの介在、論理対直観。明題は次々と提示され、著者自身の鋭い内省と、パスカル、デカルト、ガロア等々大家たちについての豊富な引例により、創造の秘められたプロセスがあかされていく。
目次
無意識についての検討
無意識と発見
準備段階。理論と偶然
その後の意識的作業
総合による発見。記号の助け
多様な数学的精神
直観の逆説的事例
研究の全般的方向