出版社内容情報
供犠儀礼の方法、その意味や目的を、綿密な調査に基づく、みごとな構造分析によって解明する。
内容説明
犠牲になるのはウシか、ヤギか、あるいは王か?なぜ、いかにして殺すのか…キリストの磔刑までも視野に収める広汎かつ精緻な構造分析。宗教人類学の最も刺激的なテーマに新たな光を投ずる。
目次
第1章 予備的考察―ユベールとモースからエヴァンス=プリチャードまで
第2章 各人相応に
第3章 虹にはサイチョウを、ニシキヘビには黒ヒツジを、祖先にはウシを(ズル)
第4章 トンガのヤギ
第5章 供犠の舞台における王(スワジおよびルワンダ)
第6章 神話の中核としての供犠
第7章 ドゴンの近隣諸社会
第8章 供犠の負債